道をひらく。

いまから25年ほど前
「専務」に就任した時

「専務」とは何ぞや？が
分からず辞書で調べたら

「専務」とは
「社長を補佐する者なり」
とあるのを読んでから

「専務」としての
迷いがなくなりました。

「言葉は力」です。

「社長」になる前。
「社長」になってから。

その時その時で
考えや行動が違うのは
然るべきことですが

書店をのぞくたび
ビジネス書コーナーで

「社長」
の字を見つけては
買って読み漁る毎日。

社長のネタ本。

社長のネタ本。

社長のネタ本。

社長のネタ本。

社長のネタ本。

実は私「読書の虫」です。

うんうん頷いたり
首をかしげたり。

本に書いてある
通りにはしないけど

一冊読んでその中で
1行でも2行でも
心に残ることがあれば
それでよいと思います。

「社長」を退いて。

一昨年の8月
会長に就任しました。

この立場は非常に難しい。
なにせ「ネタ本」がない。笑。

会長のネタは
会長が自分で
考えるしかないのです。

後進に道を譲りつつ
後進の成長を促しつつ
自分の能力は
出し惜しみしない。

「啐啄同機」
たまごの殻を
中から破ろうとする
外から破ろうとつつく

そのバランスが
とても難しいのです。

今は私の立ち位置を
あれこれ考えながら
毎日楽しく仕事しています。

でも、航海に
船長は二人も要らない。

そのタイミングを模索中です。kyokukenzo