気の効いた物語でも書こうかな、と思ったのだが、1匹の寅が階段の最上段へ上り詰めた時、シルエットになって月明かりを浴びて、真っ白な兎に変わるっていう話が良いかなと思ったのが、ただその1シーンしか想い描けずで、終わるという私らしい結末。
寅から卯になる時まであと30分。
午前0時へのカウントダウンは続く。シンデレラの如く。そのシンデレラと言えば「ガラスの靴」。ガラスの靴と言えば、以前も紹介した1998年、今から12年前にリリースされた篠原美也子氏の『ガラスの靴』。
歳が変わりまた1つ年を重ねる事で許されなくなる事もある。過ぎてしまえば、失い、忘れる事さえもある。
「悲しみを受け入れる事は、強さか弱さか答えて…傷だらけのガラスの靴は胸の奥で光っている。あなたを待って、夜明けを待って、祈る様に光っている、光っている」
(『ガラスの靴』より引用)
靴はなくても、想いならある。傷ついたガラスの靴にあるほんの少しの「輝き」の様なものなら。いつも形にならなくて、掴んでみれば、何も無くで。
自分の内面を探れば探る程に、残らなかった、消えて行った「ガラスの靴」の片方の様に、一時あるようでも残らないそんな自分自身。雲の様に変幻自在。形はあっても掴めはしない。そしてそれは空がなくては意味をなさない。だから淡い青が好きなのかも知れない。
消えなかった「昨年」という名がつく様な「自分自身」は「残されたガラスの靴」の如し。話はそれで終わらない。また始まり続いて行く。僅かに鈍く光るガラスの靴の如し。その輝きは明日もまだ残るだろうか?残って欲しい、気付いて欲しい、その光輝く力を。
寅から卯になる時まであと30分。
午前0時へのカウントダウンは続く。シンデレラの如く。そのシンデレラと言えば「ガラスの靴」。ガラスの靴と言えば、以前も紹介した1998年、今から12年前にリリースされた篠原美也子氏の『ガラスの靴』。
歳が変わりまた1つ年を重ねる事で許されなくなる事もある。過ぎてしまえば、失い、忘れる事さえもある。
「悲しみを受け入れる事は、強さか弱さか答えて…傷だらけのガラスの靴は胸の奥で光っている。あなたを待って、夜明けを待って、祈る様に光っている、光っている」
(『ガラスの靴』より引用)
靴はなくても、想いならある。傷ついたガラスの靴にあるほんの少しの「輝き」の様なものなら。いつも形にならなくて、掴んでみれば、何も無くで。
自分の内面を探れば探る程に、残らなかった、消えて行った「ガラスの靴」の片方の様に、一時あるようでも残らないそんな自分自身。雲の様に変幻自在。形はあっても掴めはしない。そしてそれは空がなくては意味をなさない。だから淡い青が好きなのかも知れない。
消えなかった「昨年」という名がつく様な「自分自身」は「残されたガラスの靴」の如し。話はそれで終わらない。また始まり続いて行く。僅かに鈍く光るガラスの靴の如し。その輝きは明日もまだ残るだろうか?残って欲しい、気付いて欲しい、その光輝く力を。