ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

★★★ 心配なアンジェラのお腹、木曜日・・・

2009年06月11日 | トリプルスターの日常


今日から、やっと「梅雨入り」、、、との宣言がなされました。
夏休みにかけてのショートステイの申し込みが毎日の様にありますが、、、お断りしなければならない状態です。
出産予定日(18日)を前にして、妊娠犬(アンジェラ)の体温を
測り始めました。
交配日から起算して予定日を18日としましたが、兎角お産は早まるもの、、、、、。
こんな大きなお腹になって、アンジェラは動くのも億劫な様子です。


     
◇体温測定は朝昼晩の三回、同時刻に行われています。
平常体温は僅かな外的要因及び給餌や運動によって微妙に上下します。
規則正しい生活の中で、決まった時間(安静時)に確実に計測することが大切です。
出産は体温が低下し24時間以内に始まるのが普通ですが、多くは12時間以内に「破水」~「陣痛開始」へと進む事が多いものです。
母犬の出産前の兆候としては、ウロウロと落ち着きがなく営巣行動をし始めたり、アイコンタクトで出産がまじかに迫った事を知らせる
様な顔付を見せます。
お産にあたっては、どんなじゃじゃ馬でも、不安に駆られるもののようです。
出来る限り外部との接触を避けて、「感染症」などへの配慮をしますが、犬達の出入りが多いとそれだけで気が休まることはありません。
     
◇アンジェラは二回目の出産です。
前回の出産(ちょうど二年前)では、9時間かけて5頭の仔犬を生みました。
全て「逆子」で難産気味ではありましたが、普通の出産を経験しています。
今回は二回目(最後の繁殖)の為、ある試みの中での出産を計画しています。
9日のレントゲン撮影の結果、撮影担当の獣医師は6頭の胎児を確認したと言いましたが、実際のところポンコツには4頭の他確実
な画像としての確認は出来ずじまいのままです、、、、、。
     

◇やや重度の「膿皮症」の状態で戻って来た犬がいます。
抗生物質を使った感染予防の処置や一般的な治療方法の検討がなされましたが、膿皮症に至った原因がほぼ特定できた為過去に
行った治療方法の内から、「最適な方法」を選んで治療にあたりました。(患犬の「体質」なども判っていたので幸いでした。)
     両肩の部分の脱毛。
◇梅雨の時期には、「膿皮症」に罹った患犬からの治療相談を受ける事が少なくなく、多い年には数件の相談があります。
「膿皮症」はやや厄介な病気の範疇にはいるもので、専門医による治療が必要であり、治療後のアドバイスなども含め安心できます。
完全な治療が行われなかった場合、しばしば同じ時期に再発を繰り返し、体力低下などから寿命を縮める結果を招く事もあります。
治療に関しては、飼育環境や飼育の状態等の発症に至った詳しい状況の把握が望まれます。
     頭頂部の脱毛。
◇出来る限り薬を使わず、患犬の自己回復力に頼る治療方法は非学的かも知れませんが、口から口へと伝播されたブリーダーの
知恵の凝縮があって、なるほどと思わせる程の効果が確実に期待できるものです。
治療を始めて一か月経ちました。患犬は体力的にも「力」を取り戻しましたので、治療後初めて薬用シャンプーを使って入念に身体を
洗ってあげました。
秋には元通りの良質な被毛が戻って来る事でしょうが、残念ながら繁殖の機会は今回失ってしまいました。
◇梅雨の時期は雨が降る降らないに関係無く、犬の飼育の難しい時期にあたります。
湿気対策を万全に行う事は言わずもがな、いつも以上に愛犬を注意深く観察する事を心掛けて欲しいものです。
仔犬や老犬などは特に注意を払って、病気や怪我を避ける様な飼育を心掛けることが大切ではないでしょうか。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
「ラブラドール」に関して、気になる事やご相談事等がありましたらお気軽にメールして下さい。
出来る限りお役にたてればと思っています。




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