
昨夜から降り始めた雨、「小止みなく」と言う言葉に相応しい降り方をしていました。
犬達は、全て休止状態をとり半強制的に休ませておきました。
4時半起床~排泄~休止~6時半:給餌~排泄~大休止~14時半:給餌~排泄~大休止~18時排泄~就寝
予定ではホームカミングお手伝いの方の打ち合わせ日でしたが、雨の為中止。
残念ながら来られなかったジョリー君、写真だけ送って来てくれました。
相変わらずにこやかな柔和な顔付きをしています。
性格も勿論の事なのですが、顔つきは育ち方で変わってきます。
家庭環境(飼育現場)を表すんですね。

雨の降りしきる中、動物病院へ



16ヶ月齢の牝、関節のレントゲン撮影を行ないました。

健康で正常な関節が、飼育の仕方によってどんな変化を遂げるか?
「実験の結果」を確認する為のレントゲン撮影です。

体質の異なる姉妹犬の写真は、(二週間ほど前)既に撮影済みです。
結果は予想されているのですが、比べてみるのが楽しみでもあります。

レントゲン撮影にあたっては、確実性(正確性)を高める為に鎮静剤を注射して行ないます。
よって、本犬は朝ご飯を与えられず空腹をかかえて撮影に臨みます。
そんな処を、病院側では良く理解して欲しいと思うのですが、、、。

注射されて後15分経過。気丈に振る舞っていたお嬢さんも流石に身体の力が抜けて、虚ろな状態になっています。
飼主は、この辺まで患犬の傍にいてあげた方がストレスを回避できて、その後の撮影もスムースに進むと考えます。





こう云ったところ、撮影前の患犬が置かれる場所等、病院側には更なる工夫があっても良いと思うのですが、、。
人間の腰の高さのベッド(大型犬用)など、有ってもおかしくないと思うのですが、この辺りは職員のセンスの問題でしょうね。
足元の床に力無く伏せた体重30キロからの犬を持ちあげるのは、大変な労力とある種の危険(リスク)が伴うと思うのですが、
この病院では、長い間かかってサッパリ改善がなされません。

さて本題です。

決して良い撮影とは言えませんが、股関節自体にさしあたって問題な個所は見当たりません。


股関節は、明らかに悪い方向に変形していることが判りますね、、。
普通、獣医師達はこの時点で、「股関節形成不全」と診断を下すでしょう。
では、どうしてこうなったのかを尋ねる飼主さんに対して、どんな風な説明をしたら良いのでしょうか?
間違っても、「遺伝性」等と言った「言葉」を遣って欲しくないものですが、さて如何なものなのでしょう、、、??

病気や怪我を未然に防ぐ飼い方が行なわれていれば、殆どの犬は病院通いをしなくても済みます。
如何に飼育方法が大事なことなのかを、今日も長い時間かかって、(整形外科)専門医の先生達にお話ししてきました。
※残念ながら獣医さん達は、「飼育」といった面に関して失礼ながら殆どの方が素人(愛犬家)以下の知識なのです。
※患犬は、普通の歩様や挙動、運動性などを(犬の専門家や専門医が)目視しただけでは全く健康な犬に見えます。
ところが、レントゲン写真を撮ってみると、、、、。
レントゲン写真から明らかになる情報は非常に沢山あります。(骨格及び筋肉群)
但し、「正確に撮影」されていればの話しで、まともな写真の撮れる獣医さんの少ないのに嘆く事が多いのです。
レントゲン写真が正しく撮られていれば、リハビリなど、患犬の回復にあたって正しい方向性のプランニングが行えるのです。
※二頭の姉妹犬の両親は、当然の如く、遺伝性疾患の検査を済ませています。
因みに両親犬のヒップスコアは、母犬:4×3(BVA) 父犬:5×5(BVA)であって、他の兄弟犬達(5頭)は全て正常な股関節
の評価を得ています。(本犬9ヶ月齢の時の股関節は正常でありました)


私達の繁殖犬達は、こんな様な幾つかの試みに心良く協力してくれます。
何回も、何回も、同じ事を積み重ねないと判らない事だらけなのが、生きものの育成なのではないでしょうか?
ある人の飼い犬は、何代(頭)も、不思議と同じ病気になってしまい、悩んでいます。
またある人は何頭か同じ犬種を飼って、同じ怪我が発生してしまい困惑しています。
一頭目を癌で亡くした飼い主さんが、もう一頭飼っていた犬をやはり癌で失うと言った事態になるのも、決して珍しい事ではありません。
そう言った、飼育の面における研究が誰かによっていずれはなされる事を願っていますが、自分に出来る事(研究)はやれる限り
やっておく事が、悔いを残さずブリーディングを続ける秘訣なのだと思っています。暗中模索ではありますが、幸い「協力者」にはこと
かきませんからねぇ、、、、、。

大変お待たせいたしました、春のホームカミングディーの開催が決まりましたのでお知らせします。
開催日時:5月13日日曜日 10:00スタートとなります。
開催場所:スピークイージーフィールド特設会場


尚、スタッフの打ち合わせ会を4月14日・15日の両日に行います。詳細は個々にご連絡申し上げます。
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電話やメールでのご相談は全て無料です。
飼主さん自身がリハビリする場合の適切なアドバイスも行っています。
是非正しい方法でのリハビリに挑戦してみて下さい。
※Wanちゃんの御求め先(ショップやブリーダー)との調整(リハビリを行う事への同意を得てから)を済ませてから
ご相談頂く方法が、スムースに進行します。
ご愛犬をお預かりしてリハビリする場合(有料)は、リハビリ期間によって費用が異なります。
リハビリの内容に関して、詳細をご相談下さい。


お疲れさまでした









≪大震災関係参考サイト≫
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