舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

道具モノ

2006-09-30 23:50:25 | ダンス話&スタジオM
「道具モノ」はダンスの必須アイテムであると、私は確信しております。

ウチでは、フラでいえば画像の「プイリ」や、映画『フラガール』でも活躍しているウリウリなどの楽器をおもに「道具モノ」と呼んでます。
道具モノは確かに「マスターが難しい」、「教えられる技量を持った指導者が少ない(笑)」などハードルが多く、全くやらない人や苦手な人も多いのではないかと思いますが、ダンスをやるならぜひ一度はトライすることをおすすめします。

何より、楽器を使うとリズム感がとても良くなります。
幼少のみぎりにウクレレをやったら、指先の皮が激しくむけてボロボロになってとても踊れない手になってしまいましたが、フラ用の楽器であれば、そんな心配もゼロです。
それに楽器もダンスも手首が重要ですので、動かし方のコツに共通点が見つかるかもしれません。

加えて、ステージでの映えを考えても道具モノが入るとかなり華やかになりますね。
同じ衣装で踊っていても、道具を持ち出すとガラリと雰囲気が変わりますし。
T&Tの時も書いたのですが、やはり道具モノをやったときのお客さまの反応は特に良かったです。
ちなみにここだけの話ですが、楽器は見栄えがする...つまり使い方の基礎と振り付けさえ覚えればけっこうサマになっちゃうのです。
特にとらえどころの難しいフラの場合、アウアナの微妙な手遣いをマスターするよりは、楽器を覚える方がとっつきやすいと思います。

そんなわけでウチでは「フラの5曲に1曲は道具モノ」といえるかもしれません。
つまりウチの生徒さんで、二年に一度の発表会に一回出た程度のキャリアを持つ方なら、2種類は楽器をマスターしてる筈です。
もちろんキャリアが十数年に達するメンバーともなれば、ウチでいうところの「三種の神器」すなわちイプ、プイリ、ウリウリの全てをマスターしてるのはもちろん、タヒチアンもマオリの踊りポイボールも踊れますヨ。

なお、11月の文化祭でいよいよ初お披露目となるフラの新曲も、ある意味「道具モノ」といえるかもしれません。
ここでいう道具とは「衣装」のことですね。ダンスにおいて、衣装は着飾るためだけのモノじゃありません。重要な小道具の一つなのです。
衣装の種類によって踊り方は極端に変わります。以前に「練習でパウスカートばかり着てると女性らしいラインの衣装で踊れなくなる」と書いたのは、そのためですね。
ぴったりしたドレスなのにガニ股で踊っていたり、ホロク(裾をひいたエレガントな衣装)を脚にまとわりつかせ、必死で蹴っ飛ばしながら踊っている姿を見ると、マミちゃんと「ああ.....パウスカートばかりで練習してしまったんだね」と憐憫のまなざしを見交わしたりします。

今回の新フラはかなり「小道具としての衣装」を意識した構成になってます。
だからおそろしく立体的な振り付けで、一般的なフラには慣れている人でも覚えるのが大変だったのではないかと思うと申し訳ないのですが、苦労が多い分、あの踊りをあの衣装で大きな舞台の上で披露したら絶対に素敵です。保証します

さて、「小道具としての衣装」の代表といえばジプシーダンスのスカートです。
ジプシーダンスとはベリーダンスの仲間で、生地をあり得ないほどふんだんに使ったスカートを振って踊るダンスです。
御覧になった方はお分かりの通り、ジプシーダンスの華やかさはウチでやってるあらゆるダンスの中でも群を抜いてますが、その華やかさはあのスカートに頼るところが大きいです。

もちろん、ただスカートさえはけばいいってモノではありません。
フラの楽器と同じように、使い方をマスターするには相応の練習が必要で、そのためジプシーは見た目よりは難しい踊りですね。

それなのに、今回の新ジプシーはスカートに加えてほかの道具も使っちまいます
道具がナニモノかはまだ企業秘密ですが(笑)、現在ソレを取り出して使うところまで進んでます。
今まで使ったことのない道具なので、いやあ、難しいです。
フラガールのエキストラさんがウリウリをカッ飛ばしたことをネタにしてた私自身も、この新道具をスッ飛ばしてしまいました
エキストラさん同様、私もまだ慣れない道具にムダな力が入ってるんでしょうなあ。いかんなあ。

精進して、来春には且つて無くかっちょいいジプシーダンスを踊ります!!
....願わくば(笑)。

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