舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

9月3日(火)のつぶやき

2013-09-04 02:57:52 | 徒然話

@syna_poepoe そうしたいのは山々ですが、チキンなので色んな正義の鉄槌の下し方を脳内でリアルに再生する事しかできません…悔しいぃ~(>_<) 何とかああいう輩を殲滅させる方法はないのっ!? 優先席で電話しだすと天井から私(のような体重の女)が垂直落下してくるとか!!


関西にはまだ随分沢山シャーリーテンプルのお店があるようです(;_;) 私は本番当日だったので行けなかったけど、上本町の近鉄百貨店でマミちゃんが喜んで買ってました。関東にもカムバック!!



【レポート】ハワイ・カルチュラル・コンファレンス

2013-09-04 01:29:45 | ダンス話&スタジオM
2013年の大阪夏の陣こと「ハワイ・カルチュラル・コンファレンス」が無事終了しました~!!
お世話になった関係者の皆様も、素敵なステージを楽しませてくださった出演者の皆様、そして私のハワイ語講座を受けてくださった皆様、今回はいつも以上にお世話になった方が大勢です
本当にありがとうございましたっ


今回の会場は大阪・上本町のシェラトン都ホテル大阪です。
有名なホテルですが、我々が行くのはこれが初めて。新大阪で新幹線を降りた後は、乗換を間違えたら大変とオッカナビックリでした
しかし実際に着いた後は最寄駅と直結していて雨が降っていても安心ですし、ホテル自体もゴージャスでとても綺麗でした




前日夕方頃ホテルに到着し、まずは隣の近鉄百貨店で腹ごしらえです。
ちょうど宇都宮に来た人がまず餃子に行くような感覚で、迷わずお好み焼き屋さんに直行
お好み焼きも焼きそばも、ソースが甘めで我々(特にマミちゃん)好み~


夕食が終わったらホテルに引き蘢って私は明日の準備です
今回もベストを尽くすべく頑張るぞ~


ツラかったのは、やっぱりと言うべきか同行の四代目がまったく寝なかった事でした
ホント寝ないこの女児(笑)。只でさえ夜更かしなところにもって来て、親の育て方が悪かったのかホテルが大好きなもんで(※彼女の初ホテルがいつだったかバラすと炎上しそうなレベルなので自粛)、ホテルの建物に入っただけで「おへや!おへや!!」と連呼し過剰に興奮する困った子供です。


そんな事もあろうかとはるばる自宅から持って来たともだち8にんのDVDをヘビロテしました
「ともだち8にん」とは、NHK・Eテレでやっている幼児番組「おかあさんといっしょ」の1コーナー。9人の個性的な仲間達(友達8人プラス本人という事でこういうタイトルらしい)が繰り広げる1話1分ほどのお話です。
四代目はどういう訳か彼らが大好きで、今や探偵助手のなめこと双璧をなすほどのお気に入りキャラ達ですので、このDVDさえ流していれば大人しくしていてくれるのではないかと、もう涙が出るくらい切実な祈りをもって持参した訳です。


果たして、彼女はあんのじょう大人しくはなりませんでしたが少なくとも私が明日の準備に集中できる程度には映像に気を取られてくれました。うう、よかった。
それでも彼女にとって「おへや」で過ごせる事の興奮はただならぬモノがあるらしく、私がひととおりの準備を終えていよいよ寝ようとした頃もまだギラギラした目で遊び続けてました


いよいよコンファレンス当日。
いったい何人の方が私のクラスを受けてくださるのだろうかなどと考えると気が気じゃありませんでしたが、せっかく時間が空いたので、ハワイ語1時間目に取り上げるナニ・リム・ヤップ先生のフラのクラスを受けました。

ナニ先生の振付は、優雅な女性らしさが魅力ですが、私のような性質のフェチにとっては「メレと振付のシンクロ率の高さ」も大変素晴らしいです。
このシンクロ率、ハワイ語がわかればわかるほど敏感に感じるものでして、そらもう驚くほど先生による違いが激しいです。
けっこう大づかみにしか表現しない先生もいらっしゃる一方、ナニ先生の振付はほぼシンクロ率100%!!
感情を込められる内容の詞だと、本当に語っているような気持で踊る事が出来るのです。

フラは手話ではないので、もちろん全ての言葉を動きで表さなければならないという決まりはありませんし、ウラの意味があるような時は実際問題としてムリでもあります(なんたって作者が「ウラの意味はあるけど教えない!」と断言してる曲とか平気でゴロゴロしてるもんね)。
とはいえ、ナニ先生のように詞と踊りが見事に合致した振付を見ると、やっぱり至上の快感を味わえる事もまた事実。
それに何より振付が覚えやすいという素晴らしい長所もあります(笑)。


この気持良さを、私のハワイ語クラスを受けてくださる皆さんにも是非味わって頂きたいものです。
その為にはこの部分はこう説明して、こっちはこういう風に…などと脳内でシミュレートしながらレッスンを受けておりました。

そんな作業に忙しい脳内の他の部分でちゃんと振付を覚えられたのは、やはりナニ先生の振付けのシンクロ率の高さのお陰に他なりません。
もちろん事前の準備で歌詞は完全に覚えていますので、そのとおりに踊れば良いのです。
それに加えて、踊りとしての美しさも兼ね備えているのですから、ますますナニ先生への尊敬の念を深めたレッスンとなりました。




レッスンが終わってロビーに出ると、子守りモードの母と四代目がソファで寛いでいました。
今回のホテルではレッスンからメレフラ、最後のディナーショーまですべて同じフロアの一帯で開催されるので、レッスン会場から一歩外へ出れば、バーカウンターでゲットしたカクテル片手にメレフラ鑑賞を楽しむ事が出来ました。
もちろんハワイアンショップも揃ってます。日常にも着られるオトナ可愛いウェアやグッズを揃えるパパリナさん、ブラックパールなどのお洒落なハワイアンジュエリーが豊富なミリミリさんといった、クオリティの高いショップばかりが入っているのもこのイベントの特長です。


しかし私はのんびり寛いでもいられません。
自室へ戻って武装(髪型のロパカさん化、ツケマ装備など)を済ませ、最終チェックをしたらいざ出陣です。
先程フラのレッスンを受けたところの隣室を、レイメイキング会場と二分した状態で会場が準備されていました。
部屋の半分と言っても、昨年の会場に比べると3~4倍あるのではないかという広いお部屋でした。
ホワイトボードも運び込んでもらって、早速13時半の1時間目がスタートしました。


1時間目、ナニ先生のレッスンの課題曲を取り上げるクラスは、京都のお教室の方々が団体で受けてくださいました。
なんと、レイメイキングのクラスを受けていたお二人を除く全員がナニさんのレッスンを受けていらっしゃったとの事!! 右端でコッソリ参加していた私の存在をご記憶の方もいらっしゃいました(笑)
親子で参加される方もいらっしゃるのね~と思ったら、お子さんはさっきのフラのレッスンで最年少と思われたお嬢さんでした!!
フラの時も最後までしっかり集中して参加なさっていたお嬢さん…うっううっ、羨ましい。今度お嬢さんの爪の垢を煎じてウチの女児に飲まさせて下さい

お教室の先生もいらっしゃって、和気藹々なムードの中レッスンがスタート
基礎の説明をしながら皆さんの雰囲気を見ていると、普段のレッスンからこういうフレンドリーな空気が流れているんだろうなぁ。
ステージやワークショップで先生や生徒さんが一緒にいらっしゃるのを見ると、そのお教室の雰囲気がだいたいわかりますよね。

雰囲気がフレンドリーというだけでも、そういうお教室に入れた生徒さんは幸せだと思いますが、それ以上に幸せなのは「すぐれた向上心を持ち続けている先生に巡り会えたこと」だと思います。

そもそもハワイ語を学ぼうと思う方には、元々フラやハワイ文化に対して並々ならぬ高い意欲を持っている方が多いですが、今回受けて下さったお教室の先生とお話ししていても、普段からフラに真剣に取り組み、更なる向上を目指していらっしゃるんだろうなという事がうかがえました。

私も30年間「先生」と呼ばれる母の背中を見て育ち、自分自身も先生の端くれとなった今、指導者本人の向上心がいかに大切か身を以て痛感しています。
生徒さん達にとってより良い指導者である為には、誰よりも自分自身が学び続けねばならない。無限に向上しなければならないと私は思います。
ですからそれを実践している先生方を尊敬しますし、私自身もそうでありたいと思っている訳です。


そんなわけで、きっとこのお教室の先生は高いプロ意識をお持ちで、生徒さん達も高い意欲をもって学んでいらっしゃるんだろうなと、勝手に妄想している次第です。
そんな皆さんのお役に立てる講座になったなら嬉しいな~。そして、皆さんの創りだすステージをぜひ拝見したいものです!!


そして2時間目。
同じグループならではの質問や発言しやすい雰囲気だった1時間目とは逆に、2時間目を受けて下さった方からはほとんど質問が出なかったなあ!!(笑)
もちろん雰囲気が悪かった訳ではなく、「今の部分は大丈夫ですか?」と聞いたりするとちゃんとレスポンスは頂けるので、やりにくくはありませんでしたが、「難しくてついていけない」と思われているのか「そんな事わかり切ってるよー」と思われていたり「そのギャグつまんなーい」と思われていたらどうしようとか考えるとチキンの私はビクビクでした(笑)。
でも、終わった後は皆さんフレンドリーに話して下さったので大丈夫かと思います。


2時間目には、なんとこのハワイ語講座を受ける為にはるばる福岡からお越しくださった先生もいらっしゃいました。
以前も私の講座を受けて、お気に召して下さったとの事こ、こんな嬉しい事はありません
しかも「板書の字が好き」ともおっしゃって下さいました!(笑)
そういえば昔から日本語の字はヘタクソだけどアルファベットなら得意だった私です。

その先生も、ハワイのクムから教わる範囲内でのメレの意味や発音などだけでは満足できず、さらに詳しく学びたいと思っていらっしゃるそうですから、やはりそういう先生に巡り会えた生徒さんは幸せですよね。
あと「美味しいモノの為ならどこまででも出掛けていく!」というシンパシー感じまくりの事を伺ったりするにつけ、個人的にも是非お友達になりたい方でした。


無事2クラスの講座を終え、いよいよ私も参加者サイドに鞍替えです(笑)。
今回のイベントのメインであるロバート・カジメロ&ナー・カマレイ・オ・リリレフア」ディナーショーの開幕です




会場はホテル最大のホールです。
広いだけでなく、画像のように立派なステージがあり、内装もゴージャスです
そこに座席がたっぷりとスペースを取って配置され、ゆったりした雰囲気の中でディナーショーを楽しめるようになっていました。




テーブルにはコースのお品書きが並べられています。
もう各料理のタイトル見ただけで美味しそう(笑)。ドリンクメニューの中にブルーハワイがあったり、ホテルスタッフの皆さんもアロハをお召しになっていたりと、会場全体がハワイのムードでした。




デザートもパイナップルとココナッツ。ハワイですね~
見た目だけでなく味も前菜からこのデザートまでたいへん美味しかったです。


そして肝心のショー
最初に日中行われたワークショップの発表会がありました。
ロバート様、マヌ・ボイド先生、ナニ先生がそれぞれ一緒に踊って下さるという、夢のように贅沢な発表会です。
特にロバート様は普段こういう席で踊られない事がほとんどだそうですし、マヌ先生の時にはナニ先生も一緒に踊って下さったりして、こんな前座のようなシチュエーションには勿体ないほど凄いパフォーマンスが繰り広げられました。

なぜかナニ先生の時は私以外誰も出ていらっしゃらず、しかし私はヒデさん直々にご指名されてしまったので逃げる訳にも行かず、結果ナニ先生と二人きりで踊るという、感激していいのか公開処刑なのか判断に苦しむ状態で踊りました(笑)。


その後、ショー第一部を経て、いよいよロバート様とお弟子さん達のステージが始まりました
まずロバート様が"Beyond The Reef"を歌いながら客席を練り歩いて壇上にご登場。
あああ、やはり英語の曲もいい。特にロバート様の天からの授かり物としか言いようの無いベルベット・ヴォイスと、完璧すぎてCNNのアンカーが敗北感のあまり悶絶しそうな発音が生み出すあの歌声は、英語曲をダサイとかニセモノとか思っている人達すら改宗させられるパワーが宿っています。
ちなみに私自身は元々英語の曲も好きですぞ。そりゃハワイ語のメレも大好きだけど、英語曲にはまた別の良さがあるし、ハワイアン・ミュージックの正統な歴史の一部と思っていますからな。


そして彼のお弟子さん、HNKOLの皆さんのフラも安定の美しさでした
ロバート様の高い、高すぎる美意識は、前述の完璧すぎる英語及びハワイ語の発音からも明らかですが、その彼によって鍛え上げられ、今回のダンサーとして特に選ばれた方々ですから、「上手」なんて褒め言葉もおこがましいほど完成度の高いフラを踊られます。
今年のメリーモナーク前夜祭に招聘された事によって、更なる進化を遂げられたのかもしれません。


さらに、そのメンバーの中心には、マヌ・ボイド先生のお姿も………


あああ、マヌ先生。
彼のフラのなんと素晴らしいこと。
完成度の高いHNKOLの皆さんの中でも、とりわけ格別な気品とエレガントさを持ち、あの顔から指先までの角度のバランスの絶妙な事と言ったら完全にネ申の領域です。

どれほど美しいかって、踊っている最中のごくさり気ない瞬間を写真に撮っただけで、もう一目でとんでもない踊り手である事が明らかなレベルです。
前々から写真を見て「マヌ先生は余程素晴らしいフラを踊られるに違いない」と確信していたのですが、それでも予想を遥かに上回る美しさでした。
彼の踊りを眼に焼きつける事が出来ただけでも、このショーの価値は充分と言えます。


もちろん他のダンサーの皆さんも素晴らしく、ロバート様は何を歌ってもオーディエンスを脳髄まで痺れさせる魅力をお持ちで、さらにナニ先生の飛び入りのフラも歌声も麗しく、〆はおなじみPua Lililehuaで広い会場を感動で包み込み、例年以上にスペシャルな大阪のディナーショーでありました。


興奮と感動さめやらぬままロビーに出ると、出演者の皆さんが丁寧にお見送りして下さいました。
今回一緒に来て下さったウチの生徒さん達とロバート様の写真を撮ろうと私がカメラを構えていたら、撮影終了後に帰ろうとした我々をロバート様が呼び止め、私をハグしてツーショットを撮らせてくださるという、思い出しただけで鼻血が止まらなくなりそうな一幕もありました。


今年も素晴らしかったなあ。
クオリティにおいて他の追随を許さないコハラカンパニーさん、今回も期待をさらに上回るイベントで、感動しどおしでした。
そして、今回と最近の地元のイベントと合わせて、凄く勉強になりましたし、自分自身さらに勉強しなくちゃいけないとも感じましたね。

際限なく向上していけるのがフラの難しいところであり、素晴らしいところですよ。ホントにね。

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