飛鳥フラクルーズ話、2日目に参りましょう。
まずは昨夜の夕食&夜食会場での朝ご飯からスタートです。
飛鳥ではこのレストランの和定食、または上階の洋食ブッフェの朝食が頂けます。
どちらでもオッケー、というかきょくたんな話、和食を頂いたあと上でコーヒーとデザートなんて事も可能です。
私はブッフェの混雑が苦手なのと朝は基本的に半分寝ているのでまだ試してないですけどね。
今日は今回唯一の終日航海日という事で、朝からフラ関連のイベントが盛り沢山です。
スケジュール表もこの通りビッシリ。
これは、前夜のうちに配られる船内新聞から自分に関連するイベントだけをピックアップして手製のスケジュール表に書き込んだものです。
関係ない催しや、時間が被るために泣く泣く諦めたものもまだまだありますので、実際にはもっとビッシリだった訳です。
あ、ついでに今回のしおりを載せときますね。
こちらが表紙です。塗り絵はマミちゃん作。
サイズはいつもと同じA5です。荷物になりすぎず、小さすぎて見づらくもないジャストサイズがA5ですね。
中には先ほど載せたスケジュールを書き込むスペースの他、船内で使いそうな情報を入れてあります。
そしてこちらが裏表紙。今回はカエルとネコが共存してます
ちなみに福田家3人は今回、各自この中に隠れキャラをひとつずつ紛れ込ませるというイタズラをしました。
もちろんこのマミちゃん作の物にも入ってます。
さて、朝食を堪能したらすぐに今日のスケジュール開始です。
今回は初っ端からフラのワークショップが入ってます。
フラオン飛鳥は必ずナニ先生達によるフラのワークショップが開催される事になっており、このクルーズの目玉のひとつといえます。
枠は2つ。それぞれでカヒコとアウアナが同時開催されます。
つまり、2枠とも受ける場合、カヒコとアウアナを1回ずつ受けても良いし、どちらかのみ2回受けてもオッケーなのです。
我々はとりあえず四代目が一人前にレッスンを受けられるようになるまではアウアナを2回受ける方向です。
MANAOLAのレアアイテム・子供服を身にまとい、大人の間に並んで意気揚々と踊り始めた四代目でしたが、
1番が終わっただけで「つかれたー」とか言いながら陥落しやがりました。
ゆとりか。これがゆとり世代ってヤツか。
よく考えたら2011年生まれはもうゆとり世代じゃないじゃんまったく、と内心呆れていたら、つい先日彼女がいきなりこの時に習った曲を歌いだしておったまげました。
しかも「i ka poli e〜」とかハワイ語の歌詞までメッチャ正確にです。おもわず「な、な、なんだいそれ」と訊いたら「あすかのレッスンのうたじゃん」だって。
あれからもう1ヶ月も経ったし、その間全然聞いてないのになに覚えてんだ。
まさか睡眠学習なのか。
便利だなあ。というか、私が一生懸命レッスン受けてる横で2時間寝てただけで覚えるなんて理不尽過ぎるぜ。あの、胡散臭い喋る寝具とか要らないよねそれ。
今回の先生はナニ先生とお嬢さんのエイジアさんでした。
ナニ先生らしい大変エレガントな曲と、それに見事シンクロした踊り観ているだけでウットリです
※例によってウットリしているだけなので、振付はほとんど頭に入ってきません※
ただただウットリしていたら、フロア後方から「右へラ、左ヘラ、レレウエヘっ!」みたいな勇ましい掛け声が聞こえてきました。
な、な、なんだいそれ(←何かつい最近も言った気がするなあこの台詞)。
ぎょっとして振り返ると、さっきこのアウアナクラスの前の時間帯に基本ステップの指導をなさっていた方(日本人女性)が、ご親切にも大変聞き取りやすいボリュームの声で振付を説明してくだすっていたのです。
ただどうしても看過できない問題がひとつあるッ!!
それは彼女の動作がナニ先生達のそれと似ても似つかない事だッッッ!!!!!
え〜、う〜んとその、確かにフラには系統毎の違いというのが存在しますが、あー、それだけじゃどうにも説明しきれないレベルの違いなんですねそれが。
そういえばこの方は、数年前にもフラオン飛鳥で基礎クラスを教えていらっしゃったのですが、アミだかカオだかをしながら「上半身が動かないように!」と叫んでいるのにご本人の上半身が思いっきりゆっさゆっさ動いてるという怪現象が起きていたのでした。あああ。
私が「あああ」と思っている間にもその方は自信たっぷりに大声で説明を続けます。
すると周りの方、特にフラをあまりご存知ないと見受けられる方がそれをお手本に踊っておられます。あああああ。
その初心者の方々の今後のフラ人生に想いを馳せると思わず涙がこぼれそうになりましたが、一期一会の方々に私などがどうにもする事は出来ないので、いつか良いお手本に巡り会える事を祈る事しか出来ませんでした。
って目の前のナニ先生達を観れば良いんだけどね。
ついでだから是非、声を大にしてお伝えしたい事があります。
ワークショップを受けるとき、そのワークショップにおける先生以外の人をお手本にしてはいけません。
特にベテランでない人は、つい観やすい「すぐ近くにいる覚えの良い受講者」「一緒に受けている自分の先生」などをお手本にしそうになりますが、それではワークショップを受けている意味がまるで分らなくなってしまいます。
たとえ大混雑のワークショップで、先生が観にくい位置にいるときでもです。
お手本が見えなかったら無理に踊ろうとしなくていいのです。棒立ちになったっていい、列から抜けちゃってもいい、とにかく「他の人をお手本にして踊ろうとしない」! これホント大切です。
なぜならば、ワークショップとは振付仕入れ会ではなく(そういう目的で受けてるような方はきっとこんなブログなんかご覧になっていないと思いますが)、振付を通してその先生のスタイルを学ぶ場だからです。
だから自分の隣にいる受講者がどんなに完璧に振付を覚えてたって、真似する価値はありません。
「このワークショップでの」先生をひたすらよく観る。カメレオンになったつもりで真似する。そうする事でその先生ならではの踊り方の魅力や、動きから動きの繋ぎ方などがおぼろげにでも見えて来たら、もうそれはワークショップで得るべきものを得られたと言えるのです。
まあ、そのへんは普段のレッスンでも同じですね。
だからそもそも踊りを素敵と思えない先生から習っても価値はn(ゲフンゲフン
毒舌はさておき、ナニ先生は我々のフラ人生でも特に沢山ワークショップを受けている先生で、それはつまり踊り方の点でも振付師としても学ぶべき所が沢山ある素晴らしい先生だからです。
今回もウチの皆さんと一緒に受けられて良かった!
ちなみに、白いトートバッグを持っている方は、マナオラさんのオヘカパラのワークショップを受けたお二人です。
オヘカパラとは竹で出来たスタンプで、よくカヒコ用のパウなどの衣装の柄に使われています。
最近ではマナオラさんの大人気ブランドMANAOLAの柄に使われているので、より多く目にするようになりましたね。
もちろん柄のひとつひとつに意味があります。あとスタンプが押される数にもルールがあります。そのへんのことを私が最初に勉強したのは15年ほど前だったかなぁ。懐かしや。
ただ今回私は、というか我々はフラレッスンの方を取ってしまいオヘカパラのワークショップが出来なかったので、代わりと言っちゃナンですが既製品MANAOLAバッグを持って紛れ込んどります(笑)。
この日の予定では、2回連続フラレッスンが終わったらすぐ昼食に行かないとランチタイムを失います。
しかし我々はウクレレクラスのためにランチを捨てました。
私が食を捨てる…有り得ない匂いプンプンですが、福田家は唯一ダンスの為ならば食を犠牲に出来るのです。
ならずっと犠牲にしてりゃ良いんですけど、なかなか上手く行きません。
ともあれウクレレクラスです。
ピンクのウクレレをお借りして上機嫌の四代目。
コードの押さえ方は甚だ怪しいですが、時間中ずっと熱心に弾き続け、終わったら「たのしかったー」と言ってました。
うむ。爪を伸ばしだす前にある程度マスターしてくれたまえ。
で、私とマミちゃんはどうだったかと申しますと。
すみません寝てましたーーー(スライディング土下座)
いや、ほんとすみません、レッスンは凄く面白かったのです、でもここへ来て連夜の完徹がたたり、どうにも意識を保ってられなくなってしまいました。すみませんすみません。
ひたすら恐縮しながらレッスンを終えると、マミちゃんが唐突に言い出しました。
「そういえばイリマ(※彼女の出身校イリマフラスタジオ)にも歌とウクレレのクラスがあった。カマカのウクレレまで買って受けたはずなのによく考えたらコードひとつ覚えてない。つまりはそういうことなんだねえ」
そういうことなんだねえじゃないよ!そういう重要な事はウクレレクラスの前に思い出しておくれよ!!!
というか貧乏留学生がカマカのウクレレ買うのやめようか…。
まあ、その子は今でもウチにおりまして、私は中学時代の音楽の選択授業に持ってって弾いてました。しかしやはりモノにはならず、ウチのカマカちゃんは今頃どこかで嘆いているに違いありません。それより草葉の陰で祖父(音大卒ヴァイオリニスト)がむせび泣いてるな。ほんとごめんグランパ。
とりあえず傷ついた心(※自業自得)をアイスクリンで癒しました。
朝昼にブッフェをやっている上階のレストランは、午後の半端な時間からアラカルトを出すようになります。
空いてるし日替わりで美味しい物が頂けるし、私はこの時間帯が大好きですね。
アイスクリームも数種類あり、このようにオリジナルカップ(割れ物ですのでパクってはいけません)に入れて提供してもらえます。
遅めのランチが終わった所で、プールサイドライヴを聴きに行きました。
ウェルカムライヴでも歌っていたこちらの方です。
今回はもう一組、日本人のミュージシャンも乗っていたのですが、その方達はどうもハワイアンじゃなかったようですね。もっぱらオリジナルソングを歌っておられました。
さて、夕食の時間になったらアロハカジュアルな装いにお色直しです。
フラオン飛鳥のドレスコードは毎晩「アロハカジュアル」となってます。
明らかにフラを嗜んでいる感じの女性は、ステージで使った衣装だろうな〜というドレス姿の方が多くみられます。
もちろんもっとくだけたリゾート風ワンピの方もいらっしゃいますし、逆にインフォーマルくらいでも通用しそうな装いのご婦人も少なくありません。
たぶんキュナード・ラインとかの歴史の長い船なんかだともっとドレスコードが厳密なのだと思いますが、少なくともフラオン飛鳥ではそこまで堅苦しく考えなくて大丈夫なようです。
もちろんお洒落をする事は必要だと思いますけどね。
これが前回の記事に書いたカリブ海をうろついてる(海賊かよ)巨大クルーズ船になると、ドレスコード自体あまり設けられなかったりするようで、気楽だろうけどそれも楽しくないんじゃないかなあ。
船のディナーではやっぱお洒落しないとね。
この格好でまずはナニ先生のスペシャルステージに行きました。
前回からフロントロウはスイート客専用エリアになってしまい、我々庶民部屋の人間は後ろか端にしか座れません。
それでも十分見応えはあったけれど、アンコールでナニ先生とダンサー全員が中央に腰掛けて踊ったりすると、完全に蚊帳の外です。
舞台を創る人間は、ついつい中央エリアを重視して企画しがちですが、一番端や一番後ろのお客様にも気配りを忘れないようにしよう、と肝に銘じました。
ナニ先生の舞台も、そのアンコールのシーン以外はしっかりそういう風に演出されていました。
内容的には例年とほぼ変わりません。
細かな曲目の変更はあれど、クリエイティヴなカヒコから始まり、楽器を用いたメッチャ速い曲、男女ペアで踊る曲、セロファンスカートのハパハオレフラなどおなじみの内容です。
今年の特別な曲目としては、ナニ先生のお嬢さんがメリモ出場曲・ホオナネアを踊ってくださいました。ナニ先生のフェミニンなうえに歌詞に忠実な振付、好きだわぁ。
ショーにすっかり満足した所でお食事です。
今夜はハワイアンディナーでした。
私はメイン選択で大失敗しました。
なんじゃこのデカ過ぎるステーキは。こういう時のサイズ比較のために煙草の箱を持って歩こうかと思うくらいデカかった。
まあTボーンステーキがデカくない訳が無いよね。
でも前日のこのお上品なお肉のイメージを引きずったままウッカリ注文しちゃったんだ。
なぜマヒマヒにしなかったのか今でも悔やまれます。
というか、このステーキにすっかり懲りて、あれから1ヶ月くらい薄切り肉しか食べられなくなってます。今はファミレスのサイコロステーキでさえ無理(笑)。
では気を取り直して夜食で口直ししましょう。
デカ過ぎるステーキって何の事でs(以下略)
スパムおにぎりとトマトラーメンです。デザートもおいしかった。
綺麗に全部頂いた所で部屋に引き揚げました。
我々の部屋はツインに小さなエキストラベッド(一番手前のソファみたいな物)が入ってるんですが、なぜ一番図体の大きい私がエキストラベッド専門なのでしょうか。
そんな事を疑問に思う間もなく眠りに落ちました。
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まずは昨夜の夕食&夜食会場での朝ご飯からスタートです。
飛鳥ではこのレストランの和定食、または上階の洋食ブッフェの朝食が頂けます。
どちらでもオッケー、というかきょくたんな話、和食を頂いたあと上でコーヒーとデザートなんて事も可能です。
私はブッフェの混雑が苦手なのと朝は基本的に半分寝ているのでまだ試してないですけどね。
今日は今回唯一の終日航海日という事で、朝からフラ関連のイベントが盛り沢山です。
スケジュール表もこの通りビッシリ。
これは、前夜のうちに配られる船内新聞から自分に関連するイベントだけをピックアップして手製のスケジュール表に書き込んだものです。
関係ない催しや、時間が被るために泣く泣く諦めたものもまだまだありますので、実際にはもっとビッシリだった訳です。
あ、ついでに今回のしおりを載せときますね。
こちらが表紙です。塗り絵はマミちゃん作。
サイズはいつもと同じA5です。荷物になりすぎず、小さすぎて見づらくもないジャストサイズがA5ですね。
中には先ほど載せたスケジュールを書き込むスペースの他、船内で使いそうな情報を入れてあります。
そしてこちらが裏表紙。今回はカエルとネコが共存してます
ちなみに福田家3人は今回、各自この中に隠れキャラをひとつずつ紛れ込ませるというイタズラをしました。
もちろんこのマミちゃん作の物にも入ってます。
さて、朝食を堪能したらすぐに今日のスケジュール開始です。
今回は初っ端からフラのワークショップが入ってます。
フラオン飛鳥は必ずナニ先生達によるフラのワークショップが開催される事になっており、このクルーズの目玉のひとつといえます。
枠は2つ。それぞれでカヒコとアウアナが同時開催されます。
つまり、2枠とも受ける場合、カヒコとアウアナを1回ずつ受けても良いし、どちらかのみ2回受けてもオッケーなのです。
我々はとりあえず四代目が一人前にレッスンを受けられるようになるまではアウアナを2回受ける方向です。
MANAOLAのレアアイテム・子供服を身にまとい、大人の間に並んで意気揚々と踊り始めた四代目でしたが、
1番が終わっただけで「つかれたー」とか言いながら陥落しやがりました。
ゆとりか。これがゆとり世代ってヤツか。
よく考えたら2011年生まれはもうゆとり世代じゃないじゃんまったく、と内心呆れていたら、つい先日彼女がいきなりこの時に習った曲を歌いだしておったまげました。
しかも「i ka poli e〜」とかハワイ語の歌詞までメッチャ正確にです。おもわず「な、な、なんだいそれ」と訊いたら「あすかのレッスンのうたじゃん」だって。
あれからもう1ヶ月も経ったし、その間全然聞いてないのになに覚えてんだ。
まさか睡眠学習なのか。
便利だなあ。というか、私が一生懸命レッスン受けてる横で2時間寝てただけで覚えるなんて理不尽過ぎるぜ。あの、胡散臭い喋る寝具とか要らないよねそれ。
今回の先生はナニ先生とお嬢さんのエイジアさんでした。
ナニ先生らしい大変エレガントな曲と、それに見事シンクロした踊り観ているだけでウットリです
※例によってウットリしているだけなので、振付はほとんど頭に入ってきません※
ただただウットリしていたら、フロア後方から「右へラ、左ヘラ、レレウエヘっ!」みたいな勇ましい掛け声が聞こえてきました。
な、な、なんだいそれ(←何かつい最近も言った気がするなあこの台詞)。
ぎょっとして振り返ると、さっきこのアウアナクラスの前の時間帯に基本ステップの指導をなさっていた方(日本人女性)が、ご親切にも大変聞き取りやすいボリュームの声で振付を説明してくだすっていたのです。
ただどうしても看過できない問題がひとつあるッ!!
それは彼女の動作がナニ先生達のそれと似ても似つかない事だッッッ!!!!!
え〜、う〜んとその、確かにフラには系統毎の違いというのが存在しますが、あー、それだけじゃどうにも説明しきれないレベルの違いなんですねそれが。
そういえばこの方は、数年前にもフラオン飛鳥で基礎クラスを教えていらっしゃったのですが、アミだかカオだかをしながら「上半身が動かないように!」と叫んでいるのにご本人の上半身が思いっきりゆっさゆっさ動いてるという怪現象が起きていたのでした。あああ。
私が「あああ」と思っている間にもその方は自信たっぷりに大声で説明を続けます。
すると周りの方、特にフラをあまりご存知ないと見受けられる方がそれをお手本に踊っておられます。あああああ。
その初心者の方々の今後のフラ人生に想いを馳せると思わず涙がこぼれそうになりましたが、一期一会の方々に私などがどうにもする事は出来ないので、いつか良いお手本に巡り会える事を祈る事しか出来ませんでした。
って目の前のナニ先生達を観れば良いんだけどね。
ついでだから是非、声を大にしてお伝えしたい事があります。
ワークショップを受けるとき、そのワークショップにおける先生以外の人をお手本にしてはいけません。
特にベテランでない人は、つい観やすい「すぐ近くにいる覚えの良い受講者」「一緒に受けている自分の先生」などをお手本にしそうになりますが、それではワークショップを受けている意味がまるで分らなくなってしまいます。
たとえ大混雑のワークショップで、先生が観にくい位置にいるときでもです。
お手本が見えなかったら無理に踊ろうとしなくていいのです。棒立ちになったっていい、列から抜けちゃってもいい、とにかく「他の人をお手本にして踊ろうとしない」! これホント大切です。
なぜならば、ワークショップとは振付仕入れ会ではなく(そういう目的で受けてるような方はきっとこんなブログなんかご覧になっていないと思いますが)、振付を通してその先生のスタイルを学ぶ場だからです。
だから自分の隣にいる受講者がどんなに完璧に振付を覚えてたって、真似する価値はありません。
「このワークショップでの」先生をひたすらよく観る。カメレオンになったつもりで真似する。そうする事でその先生ならではの踊り方の魅力や、動きから動きの繋ぎ方などがおぼろげにでも見えて来たら、もうそれはワークショップで得るべきものを得られたと言えるのです。
まあ、そのへんは普段のレッスンでも同じですね。
だからそもそも踊りを素敵と思えない先生から習っても価値はn(ゲフンゲフン
毒舌はさておき、ナニ先生は我々のフラ人生でも特に沢山ワークショップを受けている先生で、それはつまり踊り方の点でも振付師としても学ぶべき所が沢山ある素晴らしい先生だからです。
今回もウチの皆さんと一緒に受けられて良かった!
ちなみに、白いトートバッグを持っている方は、マナオラさんのオヘカパラのワークショップを受けたお二人です。
オヘカパラとは竹で出来たスタンプで、よくカヒコ用のパウなどの衣装の柄に使われています。
最近ではマナオラさんの大人気ブランドMANAOLAの柄に使われているので、より多く目にするようになりましたね。
もちろん柄のひとつひとつに意味があります。あとスタンプが押される数にもルールがあります。そのへんのことを私が最初に勉強したのは15年ほど前だったかなぁ。懐かしや。
ただ今回私は、というか我々はフラレッスンの方を取ってしまいオヘカパラのワークショップが出来なかったので、代わりと言っちゃナンですが既製品MANAOLAバッグを持って紛れ込んどります(笑)。
この日の予定では、2回連続フラレッスンが終わったらすぐ昼食に行かないとランチタイムを失います。
しかし我々はウクレレクラスのためにランチを捨てました。
私が食を捨てる…有り得ない匂いプンプンですが、福田家は唯一ダンスの為ならば食を犠牲に出来るのです。
ならずっと犠牲にしてりゃ良いんですけど、なかなか上手く行きません。
ともあれウクレレクラスです。
ピンクのウクレレをお借りして上機嫌の四代目。
コードの押さえ方は甚だ怪しいですが、時間中ずっと熱心に弾き続け、終わったら「たのしかったー」と言ってました。
うむ。爪を伸ばしだす前にある程度マスターしてくれたまえ。
で、私とマミちゃんはどうだったかと申しますと。
すみません寝てましたーーー(スライディング土下座)
いや、ほんとすみません、レッスンは凄く面白かったのです、でもここへ来て連夜の完徹がたたり、どうにも意識を保ってられなくなってしまいました。すみませんすみません。
ひたすら恐縮しながらレッスンを終えると、マミちゃんが唐突に言い出しました。
「そういえばイリマ(※彼女の出身校イリマフラスタジオ)にも歌とウクレレのクラスがあった。カマカのウクレレまで買って受けたはずなのによく考えたらコードひとつ覚えてない。つまりはそういうことなんだねえ」
そういうことなんだねえじゃないよ!そういう重要な事はウクレレクラスの前に思い出しておくれよ!!!
というか貧乏留学生がカマカのウクレレ買うのやめようか…。
まあ、その子は今でもウチにおりまして、私は中学時代の音楽の選択授業に持ってって弾いてました。しかしやはりモノにはならず、ウチのカマカちゃんは今頃どこかで嘆いているに違いありません。それより草葉の陰で祖父(音大卒ヴァイオリニスト)がむせび泣いてるな。ほんとごめんグランパ。
とりあえず傷ついた心(※自業自得)をアイスクリンで癒しました。
朝昼にブッフェをやっている上階のレストランは、午後の半端な時間からアラカルトを出すようになります。
空いてるし日替わりで美味しい物が頂けるし、私はこの時間帯が大好きですね。
アイスクリームも数種類あり、このようにオリジナルカップ(割れ物ですのでパクってはいけません)に入れて提供してもらえます。
遅めのランチが終わった所で、プールサイドライヴを聴きに行きました。
ウェルカムライヴでも歌っていたこちらの方です。
今回はもう一組、日本人のミュージシャンも乗っていたのですが、その方達はどうもハワイアンじゃなかったようですね。もっぱらオリジナルソングを歌っておられました。
さて、夕食の時間になったらアロハカジュアルな装いにお色直しです。
フラオン飛鳥のドレスコードは毎晩「アロハカジュアル」となってます。
明らかにフラを嗜んでいる感じの女性は、ステージで使った衣装だろうな〜というドレス姿の方が多くみられます。
もちろんもっとくだけたリゾート風ワンピの方もいらっしゃいますし、逆にインフォーマルくらいでも通用しそうな装いのご婦人も少なくありません。
たぶんキュナード・ラインとかの歴史の長い船なんかだともっとドレスコードが厳密なのだと思いますが、少なくともフラオン飛鳥ではそこまで堅苦しく考えなくて大丈夫なようです。
もちろんお洒落をする事は必要だと思いますけどね。
これが前回の記事に書いたカリブ海をうろついてる(海賊かよ)巨大クルーズ船になると、ドレスコード自体あまり設けられなかったりするようで、気楽だろうけどそれも楽しくないんじゃないかなあ。
船のディナーではやっぱお洒落しないとね。
この格好でまずはナニ先生のスペシャルステージに行きました。
前回からフロントロウはスイート客専用エリアになってしまい、我々庶民部屋の人間は後ろか端にしか座れません。
それでも十分見応えはあったけれど、アンコールでナニ先生とダンサー全員が中央に腰掛けて踊ったりすると、完全に蚊帳の外です。
舞台を創る人間は、ついつい中央エリアを重視して企画しがちですが、一番端や一番後ろのお客様にも気配りを忘れないようにしよう、と肝に銘じました。
ナニ先生の舞台も、そのアンコールのシーン以外はしっかりそういう風に演出されていました。
内容的には例年とほぼ変わりません。
細かな曲目の変更はあれど、クリエイティヴなカヒコから始まり、楽器を用いたメッチャ速い曲、男女ペアで踊る曲、セロファンスカートのハパハオレフラなどおなじみの内容です。
今年の特別な曲目としては、ナニ先生のお嬢さんがメリモ出場曲・ホオナネアを踊ってくださいました。ナニ先生のフェミニンなうえに歌詞に忠実な振付、好きだわぁ。
ショーにすっかり満足した所でお食事です。
今夜はハワイアンディナーでした。
私はメイン選択で大失敗しました。
なんじゃこのデカ過ぎるステーキは。こういう時のサイズ比較のために煙草の箱を持って歩こうかと思うくらいデカかった。
まあTボーンステーキがデカくない訳が無いよね。
でも前日のこのお上品なお肉のイメージを引きずったままウッカリ注文しちゃったんだ。
なぜマヒマヒにしなかったのか今でも悔やまれます。
というか、このステーキにすっかり懲りて、あれから1ヶ月くらい薄切り肉しか食べられなくなってます。今はファミレスのサイコロステーキでさえ無理(笑)。
では気を取り直して夜食で口直ししましょう。
デカ過ぎるステーキって何の事でs(以下略)
スパムおにぎりとトマトラーメンです。デザートもおいしかった。
綺麗に全部頂いた所で部屋に引き揚げました。
我々の部屋はツインに小さなエキストラベッド(一番手前のソファみたいな物)が入ってるんですが、なぜ一番図体の大きい私がエキストラベッド専門なのでしょうか。
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