out of curiosity

blog ってどんなものだろ?
そんな好奇心から衝動的に作りました。

平林の田んぼ 8/22 雑草、クモ

2009年08月23日 15時45分30秒 | 平林の棚田 米づくり
 以前お隣の田んぼに稲よりひときわ高くシュンシュン立っているこの雑草を見てギョッとしたのですが、私たちの田んぼにもいました。 ヒエなんでしょうか? 農家さんが抜いてくれたのか、いくつか畦に抜いてある物も見ました。 こんな大きな草がバンバン生えたら大変。


 「コナギ」です。 これが小さい頃は抜くのに手間がかかり、それにたくさん生えてうんざりでしたが、こんなにきれいな花をつけるんですね。 もっとも農薬を使っていない田んぼにこそたくさん生えるそうですから、安全な田んぼの証拠です。
 東南アジアが原産国で稲作の伝播とともに世界に広がったとか。 まー、水田の代表的雑草ですからお花がきれい、なんて喜んではいられないのですが、「コナギの多い田んぼの米はおいしい」とも言われるそうで、良かった良かった。


 以前にも載せたこの花は「オモダカ」と言うそうです。 私たちの田んぼにはほとんど見られませんでしたが、あちこちの田んぼでよく見られます。 この鋭利な葉が特徴です。 
 これも代表的な水田雑草ですが、観賞用としても栽培されているそうですよ。


 いやー。 私はこれは初めて見ました。 クモの子たちです。 

 クモの子を散らすとはまさにこういうことかと。。。(^o^;

 いえ、実際に散らしてはいませんが、私が近くを通るたびこの巣の中をワサワサと。 ちょっとウワーァ(;´Д`) 、とくる光景でした。


 これはたぶん「コガネグモ」です。 これも結構大きなクモでビビリました。

 このクモは農薬散布に弱いので、コガネグモがいるこの田んぼは再び安全という証拠です。 それに田んぼの害虫を食べてくれる益虫です。 よろしくお願いします、と言うところです。


 現在は稲の成長のために田んぼには入れない状態ですから良いのですが、あと一回草取りがあるようなことを聞いています。
 今回大きくなった稲にこれらクモなどが潜んでいるのを見て田んぼに入る自信が少し減少してきた私です。 ううぅ。 だいじょぶかな。

平林の田んぼの様子 on 8月22日

2009年08月23日 14時28分01秒 | 平林の棚田 米づくり


 kuronekoさんと田んぼに行った8月6日以来、約2週間ぶりの田んぼです。 もうチラホラと稲穂が見え始めたという話を聞いていたので、早く見に行きたくていてもたってもいられませんでした。
 仕事が18日から2学期開始となり生徒達が夏休みの宿題をたくさんやってきてくれましたが、週末に仕事をためないようせっせと夜なべをして丸付けをしたり、添削をして、土曜日は一路山梨へ。

 まだ夏休みとあり行きの中央高速はやや渋滞気味でしたが、そんな事はなんのその。 曇りのお天気も現地に近づくにつれだんだんと良くなってきました。

 この写真ではわかりにくいですが、トップの写真にあるように、随分たくさんの稲が出穂(しゅっすい)しています。 花も見られます。 そして、ミヤマアカネのオスが真っ赤になって止まっていました。 なんだかもう秋っぽいですね。

 とは言うものの。 この写真を大きくしていただけるとややわかるのですが、出穂しているのは黄色っぽく見える、田んぼの右奥、奥、左奥、と言う感じです。 田んぼ全体が稲穂を持っているわけではありません。 まだまだ成長段階。


 出穂のバラつき以前に田植え後の稲の成長段階からその差は見られました。 おそらくは水温によるものと思われます。 

 左の図は水色の線で水の流れ、黄色の線で出穂している稲の部分を表しました。 この田の水の取り入れ口は写真手前、排水されるのが左奥です。 水が流れ込んですぐの部分は水が冷たく、四角い田の中を水がさまよい排水される頃には温度が上がるはずです。 
 黄色で示された出穂の部分を見ると、やはり温度が上がった水の中で過ごした稲の成長が速いということだと思います。


 それでも、こんなにたくさんの稲穂が出ています! 特に水の取り入れ口から一番遠い右奥の方は本当に立派な物でした。 このところお日様も良く出て気温も上がっていますから、あと一息、田んぼ全体に稲穂が出揃うよう稲の成長を祈ります!


 出穂したとは言え、まだ葉から出てきたばかりで花を付けている状態ですから、稲穂は頭を垂れずピンとしています。

 写真をクリックして大きくしてみると、トンボが何匹か見えますよ。


 葉の根元からプリプリっと出てくる穂です。


 稲の花です。 以前中野の田んぼの時にも載せましたが、これは私たちの田んぼの稲の花です。w

 稲の花は籾殻がはじけて開き、中から出てきたおしべが花粉をまいてめしべにかかり受粉をすると(めしべも籾殻の中にあるので籾殻が開く前にすでに受粉している、と書いてあるものもある)すぐにまた籾殻はおしべを外に残して閉じてしまう。 この間約1~3時間なのだそうです。 不思議ですねー。 


 水の取り入れ口付近の稲はこんな感じです。 やっぱり小さい。
 でも、あとひと月ぐらいあるからね。 がんばれー。

あーっ、そうそう。 大変なことがひとつ。 1~2週間ほど成長の早い隣の田んぼがゲリラスパロゥに襲われていました。 いわゆる、お腹をすかせたスズメたちです。 むむむぅ。 やっぱり案山子が必要かも。