out of curiosity

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そんな好奇心から衝動的に作りました。

金精山登頂 山頂付近で 8/25

2013年09月05日 23時07分28秒 | 山登り in 日光エリア

2013年8月25日(日)

 前回の金精山登頂の続きです。

 金精山は見た目の険しさとうらはらに、たくさんのお花たちに出会えて喜んでいた私でしたが、なんと前回の白くかわいらしいお花を見たすぐ後、この群落! 「カニコウモリかもしれない。」と思いつつ写真を撮りました。 後から考えるとコンデジで撮ってしまったことが悔やまれる。 けど、ここで7Dをだしてゆっくり写真を撮る気にはまだなっていなかったのです。


 だってわたし、まだ五色山を目指していたし。w しかもこのちょっと前あたりからトレランの選手たちがすごいスピードで山を駆け下りてき始めました。
 それよりだいぶ前に下から山頂に向かって行った人が「すみません。 トレランの大会がありたくさん選手が来ますが、ご迷惑をおかけします!」と告げ走り去って行きました。 今考えるとあの人は大会関係者の方で、登山者に注意喚起をするため逆から走って行ったのですね。 関係者の人もすごい体力だわ。
 そしてここも一見きれいでのどかに見えるのですが、歩ける幅は人ひとり分、写真右の方は切り立ってはいませんでしたが結構な斜面です。 ここでゆっくり座り込んだり、のぞき込んだりして写真を撮っている場合ではない、という感じでした。

 けど、あまり人がいない時ならじっくり写真を撮ってみたい場所だと今は思います。 とてもきれいな斜面でした。 カニコウモリは少し茶色くなった部分があったので、もう少し早い時期の方が良いのかもしれません。

    

 斜面は相変わらずこんな感じです。 なかなか急斜面な感じが写しだせませんが、石に足をかけると濡れているのと細かい砂利が乗っていることでズルッと滑ったりします。 下りは特に怖くて、へっぴり腰で恐る恐る足を出したり、両手をついてよっこらしょ、ともうお尻をついて足をおろしたりします。
 が、そんな斜面もトレランの選手はトンッ、トンッ、トーンッ、と三段跳びのように駆け抜けてゆくのですから、どんな脚をしてるんでしょ。

    

 でもやっぱり勢いがついているだけに、何かのはずみで間違って衝突でもしたら谷底にまっさかさま。。。と言うことも考えられなくはないので、選手たちが付けている鈴の音が聞こえたら真っ先に避け場所を探して待っていました。

 けどね、あの身軽な人たちを見ていると、重装備のようなザックを背負ってヒーヒー言いながら登っている自分が不甲斐無くなってきちゃって。 なんかちょっと落ち込んだ。w

    

 なんとなく斜面の向こうに空が見えてきて登りが終わるような雰囲気です。 あそこまで行ったら山頂に近い気がする、ときれいな苔の中を登って行きました。

    

 そして、登頂成功! 先に追い越して行った方がまだいらして、撮影を頼まれたので私もお願いしました。 残念ながら雲が垂れこめていますが、湯ノ湖が見えます!!
 先にいらした方は栃木百名山登頂を目指し既に70いくつかまで終わっていらっしゃるとか。 栃木百名山登頂チャレンジ中の人にお会いするのはこれで二人目です。 そしてこの方このあとまた金精峠に戻りそのまま温泉ヶ岳に向かわれると。w

 山頂に着いたのがちょうど10時ごろ。 一応予定通りです。 ここから五色山までは一時間くらいらしい。 飲み物を飲んで、甘いパンを食べて、ゆっくりしていると左写真のように西側の空に青空も見えてきました。

    

 今回は初めて登山中にグローブをしました。 あまり汚れていないように見えますが、グローブがあって本当に良かったと思います。 そして一回ズルッと滑って膝をすり、頼りのCW-Xを破いてしまいました。(ToT) 一瞬金精様にお参りしなかったから?、と思ってしまいましたが、CW-Xが破けただけで膝や脚が痛むことも、流血することも無く終わったのですから、かえって守っていただいたくらいかも。

    

 空はだんだん明るくなってきたものの、相変わらず東の空の雲は晴れません。 北に目をやると峠の向こう側、温泉ヶ岳(ゆせんがたけ)の雲は晴れていました。 よもやそちらの方にy子さんがいらっしゃるとは知らず。w

 さてここで、私は五色山に向かうかどうか悩みました。 悩んだというか、悩んだ時点でもう今日は終わりだな、という気もしていました。 けど、せっかく時間は充分にある。
 金精山山頂から一応国境平へ向かおうとはしたのです。 けれど山頂からすぐにすごい下りになるのね。。。「帰りにこれを登るのはヤダな。」と言う気持ちと、トレランの選手が続々来るのを見て「やーめたっ!」と案外即答でした。w

 この日、夜には中禅寺湖ナイトハイキングも入れていたので、温泉に浸かってゆっくりしてから行きたい~、と思ってしまいました。 まぁ、こんなもんです。w
 なので題名は「金精山登頂」。 そのうち「五色山登頂」のみならず、前白根~白根山と、五色沼を周回してみたいものです。
 はぁ~、行けるかなぁ~?

 さて、そんなわけで帰りは充分に時間があるのでトレランの選手をよけつつ、更にお花の写真を撮りました。 ところが全部コンデジです。 なんで7D出してマクロ付けて撮らなかったんだろ? 
 やっぱり心に余裕がなかったのね。 五色山に行かなくて良かったわ。w

金精山初登頂 トンネル脇P~山頂前

2013年09月05日 00時12分55秒 | 山登り in 日光エリア

2013年8月25日(日)

 8月24日、隠れ滝ツアーに参加した翌日。 24日も25日も天気予報は良くはなかったのですが、隠れ滝ツアーはまったく降らなかった。 25日も予報を見ると、朝は雲がかかるものの昼過ぎから良くなるということでしたので、以前から登ってみたかった山#2、金精山に登ってきました。
 上の写真、雲にかかったドーム状の岩山の頂上、そここそが金精山山頂でございます。 見るからに険しい。。。

 写真を撮っているこの場所は金精道路沿い。 右端にお知らせ掲示板(?)が見えますが、この先に金精峠の下を走るトンネルがあります。 私は金精道路のこちら側(湯元方面車線側のP)から向こう側(菅沼方面車線P)に向けて写真を撮っています。

 金精山に登るにはまず奥に見える赤い車の右の方からトンネルの上の金精峠を目指します。 そこから金精山山頂へ。 標高差を見ると。

 トンネル脇駐車場 1,843m
 金精峠        2,024m Pからの標高差 181m
 金精山山頂    2,244m Pからの標高差 401m

 これを何と見る? 先日登った社山がふもとからの標高差 556,6m。 なんかみんなが言うほど大変じゃないんじゃない? とか。 そこで目標地点をさらに先に延ばし五色山にしてみる。 五色山は標高2,379m。 トンネルPからの標高差 493m。 行けるかも? しかも五色山まで行ければ五色沼の向こうに日光白根を望むことができる。 これはすごいっ!

 けれど、人様のブログで金精峠までの険しい様子や、激しい登り状態は見ているので、ここはひとつ、落ち着いて。 目標は五色山だけど、様子を見て金精峠で終わっても良い。 なぜならここからの眺め。 金精の森から湯元温泉、湯ノ湖、戦場ヶ原、男体山、中禅寺湖までを望むことができるその景色を見られれば、頂上まで行けなくても私は結構満足なんだ。
 そこから金精山山頂まで行ければ、更にその景色は高い所から見られるのでもっと良いものになるでしょう。 そして五色山まで行ければ前述の通り。

 いつどこでやめても、続けてもいいって感じのするこのルートは結構気楽に登り始めることができました。 スタートは 7:30a.m.

    

 しかし、言われている通りの悪路はこの通り。 砂利のような斜面や湿った岩はズルッと滑りそうになるし、階段にしてある丸太は左写真のような所ばかりでなく、土が抜けてハードルのようになっている所がたくさんあるし、壊れたはしごがかけてあったりとか。

    

 それでも慎重に手足を使って進んでゆけば無事切り抜けることができました。 社山の時のようにひたすら足を運んで登る、というのとはまた違って、ちょっとアクロバティックな感じ? 嫌いではないのですが、気づくと結構気を使って疲れていた感じでした。

    

 けれどそんな険しい道中にもこんなかわいらしいお花たちが見られるんですよ。 下から見ていると岩肌むき出しの金精山からは、想像もつかないようなたくさんの小さな花たちに何度も助けられました。

    

 というか、君たちのおかげで先に進めないのよ。 という言い訳。w

    

 途中崖っぽい所をのぞき見たりしながら、ここ落ちたらズルズルズルーッと行くんだねぇなどと思いつつ登っていると見えてきました。 金精様のお社です。

    

 やったーっ! 峠にとうちゃくーっ!! 時間は8:10a.m. けど雲が一層多くなっている感じ。 見たら満足だったはずの景色は霞んでる。 でも想像はつく。 思った以上! 
 そして体力的にも時間的にもまだまだ行けそうだったので、山頂目指して行きました。 右金精様のお社写真はお天気が良いですが、実は下山時に撮ったものです。
 ここで登山の安全祈願をしてから山頂を目指そうと思ったのに、後から来た男性がドッカッと正面に座り込んで休憩を始めちゃったので、やむなく心の中で「お願いしま~す」とお声をかけて登り始めました。

    

 さて、峠に出たからあとはなだらかな稜線歩き?、と思わせるような景色。 けれどこの後もしっかり悪路と急斜は続きます。 お天気が悪かったのでここでの写真は無しですが、左に湯ノ湖、男体山を見ながら、右には菅沼も見られ厳しいけれど楽しく登って行けました。
 湯元側から見ると切り立った岩山に見える金精山は裏側に回りこんで登るような感じなのですが、もちろん両手足を使ってよじ登るような場所もあるのですけれど、木や草はとても豊かな山だと思いました。 左写真にも見えますが、シャクナゲがたーっくさんの所もあちこち見られました。

 
    

 またかわいらしいお花に会いました。 何だろう? 花びらがクルッとカールしていてかわいい。 終わりかけの感はありますが、せっかくだから撮っておこう。 と思い先に進みました。 すると。。。続く。w