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そんな好奇心から衝動的に作りました。

奥入瀬渓流 2

2010年11月08日 00時21分40秒 | travel

10月3日撮影 阿修羅の流れ


 石ヶ戸でガイドさんと合流してからいざ9キロの奥入瀬散策開始です。 天気予報では午前中は曇り、昼ごろから雨、という予報でした。 それでもいつ降り出してもおかしくないような空の下、空気はひんやりしっとりしていてとても気持ちがいい。
 あらかじめ「気温がひとケタ台になっています」と聞いていたのでコンパクトなダウンのベストとジャケットを持って行きましたが、それでちょうど良いくらいでした。


石ヶ戸の瀬


 石ヶ戸を出発するとすぐに見えてくるのが上の写真、石ヶ戸の瀬です。 紅葉は始まっていないと言うものの、黄色い葉があちこちに見られなかなかきれいです。 歩いていると何か甘い香りがします。 始めは気にも留めなかったのですが、少し経つとやはりこんな綿あめのような甘いにおいが自然の中でするのはおかしい、と気づき調べてみるとそれはカツラの落ち葉が発する香りだとわかりました。 カツラは落葉するときに甘い香りの蜜のような物を葉から出すのですが、それが何のためなのかはわからないそうです。


ここから下の写真はすべて「阿修羅の流れ」より


 奥入瀬渓流の流れが美しい理由の一つに、川の中の石、岩、倒木などに美しい苔が生えていること。 またその苔に植物の種が飛んできて草や木が育ち、まるで盆栽か箱庭のような美しさになることがあります。 
 苔の緑は美しく、そこにはかわいらしいキノコが生えていたり、草や木は季節によって花を咲かせたり紅葉したり、また冬には雪や氷で四季を通して景色を楽しめます。 この苔の美しさには理由があります。 奥入瀬川の最上流部、十和田湖、子ノ口から少し下ったところに水門があります。 この水門では十和田湖からの放水量を川の水面がいつもほぼ一定になるように調節しています。 なので岩の上の苔が水没したり、乾燥してしまうことがなく、いい状態の苔を保っていられるのです。







 幸いなことに雨が降ることもなく快適に歩くことができました。 願わくばもっと写真を撮る時間がもらえれば。。。と思いましたが、それは仕方がないです。 せっかく三脚も持っていたのでレンズを変えて望遠で狙ったり、マクロで苔の上の小さなキノコやお花を撮ったりもしたかったのですが、いっぺんに色々は出来ません。 本当に3日かかってしまいます。 
 「とにかく最後まで雨が降りませんように」「今度また来ることができたらこの辺やこんな物や、もっといっぱい写真をとるぞ」などと思いつつ歩いて行きました。


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