仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

指紋の感性11

2012年05月01日 16時54分46秒 | Weblog
「マンガンで締め。」
「ちょっと、休憩するか。」
「休憩ですか。ということは・・・。」
「まだ、いいだろ。」
「トコさん、大丈夫なんですか。」
「明日はないんだよ。」
「トコちゃんエライからさあ。仕事のある時だけ行けばいいのよ。」
「そうなんですよう。仕事のないときのほうが少ないんですけどね。」
「どういうことですか。」
「土曜日も、日曜日もないんですよ。一本、終わらないと帰らしてくれないんですよ。」
「で、たまたま、今日、一本終わったってわけか。」
「そのとおり。」
「で、朝までマージャンですか。いつ寝るんですか。」
「死んでないから、寝てんじゃない。」
「仮眠所とか、スタジオのソファーとか。ホームレスよりはましか。」
「そんなんじゃ、熟睡できないじゃないですか。」
「トコちゃんはどこでも寝れるのよ。それも熟睡、十五分で復活よ。」
「すごいですね。」
「身体がそうなっちゃったんだよ。仕事に洗脳されて。」
「今度はいつからなの。」
「クボタのが明後日、上がってくるっていってた。」
「一日だけですか。前の休みはいつだったんですか。」
「スグリのビデオ編集してた時かな。」
「それって、一か月も前じゃない。」
「この前スグリの家に来たのは・・・。」
「あー、あれは途中抜けてきた。ストレスたまりまくりだったから。」
「長生きしないよお。トコちゃんさん。」
「してたまるか。」
「待って、隣で音がした。マサル、見てきたら。」
「耳がいいねえ。お嬢様は。」
「もう、ミュージシャンよ。これでも。」