仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

nihility and isolation and forfeiture  (虚無と孤独と喪失と)Vol.30

2016年04月26日 17時17分29秒 | Weblog
4月22日

夢、無。

無、夢。

そこまで言わなくてもいいよ。

どうしたって一人には違いない。

君が望むような彼氏のふりをしていただけだから。

愛してないのって。

君は僕の何が欲しいの。

もう、これからのことなんて考えられなくなっている僕から。

今日は薬が効いているから、話ができるんだよ。

たぶん、そうじゃなきゃ・・・・。

君に僕のことがわかるの。

何がわかるの。

僕は君のことは解らない。

君が言葉で伝えようとしている君と、ここにいる君とはちがうでしょ。

君がそうなりたい。そうした人間になりたいということはわかるよ。

でも君は君が言うような君じゃないじゃない。

ねえ、人のこころの中なんて誰にもみえないでしょ。

想像はできるけど・・・・。

もっと言うと。

目に見えるものも。

耳で聞こえるものも。

それが本物だってどうやって信じればいいの。

全ての物が誰かが作った偽物かもしれないじゃん。

匂いか。

匂いも連想の切っ掛けにはなるけど・・・・。

だからね。

君がここにいるってことを確かめるには触れるしかないんだよ。

君に触れて。

君に触れることで僕は自分がここにいることに気付けたんだ。

だから、感謝してるよ。

だから、君の望むような彼氏の真似を、ふりを、演じてたじゃないか。

でも、気づいたんだよ。

ここからは抜け出せないって。

僕を閉じ込める・・・。

はは、笑っていいよ。

病気なんだってさ。

はは、はは、はは。

はあ、はあ、はあ。

ああ、ああ、ああああああああああああ。

なあ、もういいだろ。

帰れよ。