ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

新宿鮫Ⅸ狼花

2008-02-02 19:05:13 | 本と雑誌

昨日はふくを満喫したわけだけど
アンキモだとか鯨ベーコンだとか、通が喜ぶ肴が出た。
私は既にヒレ酒を堪能していたたわけで、勿論喜ばしい肴であった。
昔は『鯨の竜田揚げ』などはどちらかといえば
普通の日のおかずであったけど、しかも少々お手軽風というか
さげすんだ目で見られる事もあったクジラだけど
今や御馳走の仲間入りをしたわけだ。
私は幼い頃というか子供の頃というか
弁当箱を持って学校に行ってた頃はクジラベーコンって
ちょっと寂しいおかずだった。美味しさなど判らなかったけど
久々に、しかも、奇麗な器(うつわ)に盛られた姿は
珍味というか、なんか、かなり高い地位を築いたようだ。
私はちょっとした恐縮ぶりで、お上品に食べた。
気持ちのせいか本当に上品な味がした。また、これがヒレ酒に合う。
美味しい物を前にするとみんな、笑顔になるものだ。
昨日は笑顔笑顔、楽しい嬉しい一日となりました。

今日は、爽やかに朝早く起きて、今日返す本を読んだ。
中野南台図書館→渋谷西ヶ原図書館→新中野パチンコ屋→
プロ仕様の店『ハナマサ』→自宅→方南町
中野南台図書館には9時前に着いたので借りた本は
返却ボックスに入れた。図書館の前にはちょっとネジの外れた風の
男がニヤニヤしていたのが不気味だった。
偏見でモノを見てはいけないけど、でも、ちょっとコワイ。
西ヶ原図書館では瀬尾まいこの本を3冊借りた。
新中野パチンコに行ったのは、近所で『ヱヴァンゲリオンの新台』は
そこにしか無いからなんだけど、10時丁度位に着いたけど
すでに長蛇の列が出来ていた。案の定ヱヴァの空き台はなく
がら空きのシマの海物語をやった。全然面白く無い。
噂のスーパーリーチがかからない。ガッカリした。
でも、宮村優子が2月9日に再来日するという情報を得た。
アスカの『あんたって、ばか』というのフレーズを
パチンコで負けてる時に言って欲しいものである。

ハナマサではドリップ珈琲を購入した。
プロ仕様50袋で1000円しないけど、結構美味しいです。
自宅に荷物を置き、方南町駅に行った。
中野富士見町駅には定期券を売っていないので隣の方南町へ
行ったわけだけど、方南町でも定期券は売っていなかった。
中野坂上、新宿、荻窪が最寄の駅で売っている場所らしい。
ちょっと不便だ。

今日、読み終わった本は大沢在昌『新宿鮫Ⅸ狼花』である。
何しろ厚い本である。新宿鮫は好きなシリーズであるけど
今回は、どうも、説明部分が多過ぎてくどい、
せっかくだいぶ前の作品から伏線的に登場していた仙田とか
鮫島のライバル警察キャリアの香田だとか登場してくるので
肉厚なストーリーを期待していた分だけ
期待が大きすぎた分だけ薄ペラになってしまった。
なにより、ヒロイン的な書かれ方をする明蘭という中国女性が
女としても人間としても魅力が感じられない。
作品の失敗はそこにあるような気がする。
読者が魅力を全然感じない女に仙田やヤクザのトップが
振り回されるのは、読んでいて喜劇に思える。
唯一、このシリーズは図書館で読んだ本だって
いままで全部購入していたけど、今回の作品は購入する意志は無い。
5年も経ってしまうと、作者と読者の気持ちが
これだけずれちゃうのかな?次回に期待したい。

狼花  新宿鮫IX (新宿鮫 (9)) 狼花 新宿鮫IX (新宿鮫 (9))
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2006-09-21