今日は病院が混んでいた。
何故混んでいたかというと、おばちゃん軍団が多かったからだ。
それぞれには他人のおばさんなんだけど
オバタリアンパワーをいたる所で炸裂していたのだ。
私は本気で、このままで日本は大丈夫なのか?
1ドル100円切っちゃたけど、おばさんは益々元気だ。
そもそも、受付入った時点で嫌な予感はしていたのだ。
診察券を受付に渡すと『少々、お座りになってお待ち下さい』
で、お座りになる椅子には止まり木目一杯の小鳥は可愛いけど
おばさん、おばぁさんが屯(タムロ)っていた。
回れ右して帰ろうと思ったけど、会社休んで来たのだ
回れ右は出来ない。
なにやら受付でごちゃごちゃとおばさんが係りの人に話しかけてた
ようするに、座る所はなく、仕方なく立って待っていた。
次は血液検査の場では診察ノートを順番に所定の場所に置く事に
なっているのだけど、『大きくココに置いて下さい』て書いてある
おばさん、それを無視して無理やり別の場所に入れようとしていた
黙っていてもいいんだけど、私一言『上ですよ』
おばさん、『あらーまー、どっこいしょ』
いろいろな検査途中でも、椅子に座ってはおしゃべり。
名前を呼ばれるの待っていたりするんだけど
喧しいから聞こえやしない。
『あんたら、知り合いじゃないんだろ、大人しくしてくれ』
って10回くらい言いたかった。
おばさん達は隣り合ったという縁(えにし)だけで
旧友のように馬鹿笑い、大声、廊下の真ん中でお話を始める。
呼ばれてもなかなか返事をしないほど大声で話しに夢中。
締めは、次回の予約の時に、どういうわけか
係りの人を困らせるような世間話をして
なかなか、どかないのだ。
あるおばさんは、ゆっくり200数えてもお話継続中だった。
例えば、私の場合は係りの人『次回は12時しか空いてませんが』
『えっ、あ、いいです、それで』一瞬だ。
2個ある予約カウンターのひとつは一人のおばさんに
占領されたままであった。
なんか、疲れた、オバタリアンも一人や二人なら良いけど
あれだけの数揃えると、世の中にマヒが生じるな、
今日、凄く混んでいた理由はそれ以外考えられない。
いつもの倍以上時間がかかった通院であった。
行く前より遥かに弱った私が居た。
今日読み終わった本は生島治郎『修羅の向こう側』。
ハードボイルドな短編集である。ハードボイルドは短編の方が
濃縮された格好良さが浮き彫りになる。長編だとどうしても
鼻につく所が出てくる。しょうがないけど。
なんとなく思ったことだけどスペンサーシリーズを
短編にして日本版にしたような作品だった。
アマゾンでは今扱っていないようで表紙が貼れない。