ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

壁抜け男の謎

2008-09-21 21:48:14 | 本と雑誌

私は生活感の無い男と思われているのだけど
確かに、大根の値段ひとつ知らないし
洗濯をした事が無い。全自動のくせに素人の私には
どのボタンを押せば良いのか判らないし
石鹸はどのタイミングで入れればいいんだとか
チンプンカンプンである。
電気代だとか水道代、ガス代も幾らくらいなのか知らない。
『世の中には知らなくても良いことがあるのだ』
というタグイの事ではない常識知らずである。
そういう私が何ヶ月ぶりかで自分の昼食を買いに
スーパーマーケットに行ったのだ。
結局は三色炊き込みご飯、カニ風味玉子サラダなど
筋の通らないメニューになったのだけど
凄い満足感であった。生活感のある日曜日であった。

今日、読み終わった本は有栖川有栖『壁抜け男の謎』である。
タイトルに誘われて読み始めた短編集である。
いろんな種類の短編である。有栖川有栖入門集かもしれない。
初めの一本目の短編は他のアンソロジーで読んだ事があったので
デジャブと言いますか、『これ、前読んだかもしれない』と
読むのをやめ様としたのだけど壁抜けの記憶が無いので
結局全部読んで、あとがきでアンソロジーの話しがあったのだ。
西村京太郎の本は沢山あるし、タイトルも似たり寄ったり
だけど、今まで同じ本を借りた事が無い。
これはひとつの才能だと思う。
タイトルを全部覚えているわけではないので
表紙とか、出だしとか、挿絵で区別をしているのである。
そういう意味では視覚的な記憶方法は確かに有効だと言える。

壁抜け男の謎 壁抜け男の謎
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-05-01