ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

ルピナス探偵団の当惑

2008-10-16 22:05:56 | 本と雑誌

今日の昼御飯は、またしてもスパムおにぎりである。
渋谷には年内居るので、年内にあと、幾つのスパムおにぎりを
食べる事になるのだろうか?
渋谷を離れるのが寂しくなるとしたらスパムお握りのせいだ。
考えてみると渋谷に来て2週間近く経つわけであるが
駅から会社までの道以外の道を歩いた事が無い。
渋谷であるという事に意味がなく、会社がある街というだけである。
まだ、木場や新百合ヶ丘の方が愛着があったのだなぁ。
興味ないって身も蓋も無い街である事を脱却出来る日が
年内にやってくるだろうか?
来ないような気がする。田舎者と違って
いつでも来られる街なのだ。特別な何かを感じない。
歩いて帰ってもたいして時間はかからない。
こういう時って田舎者が羨ましくなるよ、特別な街渋谷って
なんか、それだけではりきっちゃうような
はしゃぐ気持ちを得られるのだから。
だからと言って、会社のある街としては距離的に最適である。
横浜だとか、行くだけで体力の大半を使ったり
飲みながら終電を気にするような所は、ちょっと。
まぁ、トータルで考えると渋谷は良い街である。
 
今日読み終わった本は津原泰水『ルピナス探偵団の当惑』である。
なーんとなく読み終わったけど、なんか今じゃない気がしてた。
高校生が主人公なのに携帯電話がという便利な物が一切出てこない。
ありえない設定である。
と、思ったら最後に付記として1994年~1995年に書かれた作品だった。
今は昔というか、そうか、あたり前のように携帯電話を使ってるけど
これって結構最近だったりするわけなのだな。
恐ろしい事に、いつの間にか携帯メールをあたり前に使ってる。
小説は、時代と共に置き去りにされて行ってしまうわけである。
本を置き去りにしてしまうといえば、私は2段になっている
力作は、あまり読まない。相当に好きな作家以外はパスをする。
図書館の本ばかり読む私にとっては上巻下巻に分かれる本も
ちょっと躊躇するのである。
上巻と下巻はいっしょに借りて一気に読むタイプの私にとって
両方が一緒に無い場合はパスするわけだが、結局一年経過して
揃わないという本があったりする。
上巻読んでから3ヵ月後に下巻を読むような事は嫌なんですよ。
家でクイズ番組を観ている時トイレに行きたくなった時
問題が出ちゃったりするわけで、答えを聞いてから
トイレに行こうと思う私と、やたらいっぱいコマーシャルを
入れやがるテレビ局の、『間が合わない』という奴だ。
上下巻はそういうわけであまり、好きでない私だが
分厚い本も好きではないわけで、見ただけで疲れそうな感じだ。
旨い具合まとめるなり、シリーズ物、連作物長編とか
やりようがあるだろうが、と思うわけですよ。
多分、そういう厚い本や上下巻ある本は面白いのだと思う、
いままで、読んでいないわけではないので判るのだけどね。
だけど、出来れば好きな作家にはほど良い厚さの
ほど良い内容の本を望むわけである。

ルピナス探偵団の当惑 (ミステリー・リーグ) ルピナス探偵団の当惑 (ミステリー・リーグ)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2004-03