無伴奏 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2011-07-27 |
今日読み終わった本は太田忠司『無伴奏』である。
なんだかハードボイルドな主人公だ。
私は自分がハードボイルドな男でないせいか
ハードボイルドに憧れてしまうのだ。
読み終わった後はなんとなく思考がハードボイルの主人公の
真似みたいな状況になる。
影響を受け易いのだろうな、
だから、私は『ヤクザ映画』を観た事がない。
きっと、映画館を出るときに肩をいからせて歩いているに違いない。
『無伴奏』の主人公は元警察官の介護士である。
元警察官っていうのは実にいろんな小説で活躍するわけである。
組織の人間になれない、何がしかの強い信念があるのだろう。
ロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズもそうだったよな
大沢有昌の小説の中にも登場するわけだ。
十津川警部シリーズの橋本探偵とかね。
実際の世界でも探偵は元警察官だとか多そうだもの。
捜査の段取りだとか、聞き取りだと近い物があるのだろう
でも、本当にそうなのかなぁ?
探偵ってアメリカだと免許が必要なようだけど
日本ではそういうものが無いから
怪しげなものも、あるような気がする。
でも、探偵社が大きいからって信用するのはどうかと思う。
探偵の仕事も我々の仕事のように下請けの下請けみたい
実際に働いているのは
契約先の大きな会社ではなく中小企業なのではないかと思うのだ。