今日は寒い。今日も寒い。まぁ、とりあえず寒い。
美味しい牡蠣が食べたいと思うのだ。
牡蠣鍋、ここのところ食べていないな。
ここのところというのはここ何年間という事である。
牡蠣鍋で覚えているのは
庄やで食べた、牡蠣味噌鍋である。
場所もはっきりと飯田橋だと覚えている。
私は、牡蠣が食べられるようになったのは大人になってから
広島に出張に行った時からという時期まで覚えている。
鮮明に覚えているのは
広島名物の牡蠣を食べようってお客さんに言われて
『嫌いなんですよ』って言えずに食べたのだ。
嫌いな理由は簡単で、『食べず嫌い』だったのである。
なんか、子供の頃はグロテスクに見えて、全然食べられなかったのだ。
子供の頃の鍋は牡蠣と鱈の鍋だった事が多くっていうか
記憶に残る鍋といったらそれしかないんだけど
私は鱈しか食べなかった。
いまから、考えると実に勿体無い事をしていたのである。
で、広島で始めて食べた牡蠣が美味かった。
それから、食べられるようになったのだ。
しかも、牡蠣にあたって、とても辛い思いをしたんだけど
広島帰りには牡蠣フライまで食べていた。
まぁ、そういうわけで、牡蠣っていう奴はいろいろな思い出があるのである。
でも、ここ最近は鍋に牡蠣が入っているのを食べた記憶がない。
何故なのか判らないけど
飲みに行って、鍋を食べるっていうのが減った事もあるし
牡蠣鍋よりも色々な具が入った鍋を頼むようになったからだろう
フグチリだとか、クエ鍋だとか
贅沢な鍋を食べていた事もあるからなぁ
出来れば、牡蠣が主人公の味噌風味で食べてみたいな。
でもって、仕上げは雑炊である。
美味いよねぇ、牡蠣鍋の後の雑炊って、少しオコゲが出来ていたりして
あぁ、冬の風物詩だよな、牡蠣鍋。