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人はそれぞれ違う

2008年06月01日 | コーチング
マネジャーが「話を聞くときには、相手の目を見て聞け」って言って、メモを取ってると怒るんです。
でも、私はメモを取って後でメモを整理しないと言われた事が覚えられないんです。

こう云う相談を受けたんですが、みなさんはどう思われますか。


そうですね、多くの人は人それぞれ、十人寄れば気は十色ってことは理解しておられると思うんですね。

どんなところが違うかって云えば、年齢・性別・出身地・職業・体力・体型・健康・金銭感覚・性格・考え方・趣味・嗜好・・・・・。
まだまだ、沢山の違いを見いだす切り口があると思います。

そんな様々な違いがあるのだから、相手は自分とは違うんだと思えば良いんですが、なかなかこれが出来ていないんですね。

例えば、他の人の言動を見て、
「ウソ~!」
「何で~!!」
「信じらんない~!!!」
「バカじゃないの」
なんてことを思った経験はないでしょうか。

例えば、関西ではウナギの蒲焼きに頭が付いているとか、北海道のお赤飯には甘納豆が入ってるとか、納豆に砂糖を掛けて食べる人が居るとかは、始めて見聞したときには驚いても、やがてそう云うこともあるのかと受け入れられやすいですね。
以前日本人は、生の魚や生の鶏のたまごを食べている野蛮人だなどと西欧から見られていたようですが、今では、刺身文化を輸出するようになり日本文化も理解されてきました。

このように文化や風習の違いでしたら違っていても、「ああ、そう云う文化なんだな」と受け入れることが出来るでしょう。

ところが個人のコミュニケーションの違いになると、これがなかなか受け入れてもらえないんですね。

先ず、相手と自分との価値観が違うと云うことを理解するところから始めなくてはならないでしょう。

仕事というものを考える上で、何が重要かを考えたときに、スピードなのか、正確性なのか、円満な組織運営なのか、社外への影響力なのか、
どれも重要ですからバランスをとって仕事を行うことが求められますが、
あなたは、どれを最も重要なテーマだと考えていますか。

自分の言動は、どんな価値に基づいて居るのだろうか。
相手の言動の元になっている価値は何なのだろうか。
そんなことを考えていると、相手の変な言動も何か意味があるのではないかと思えてくるから不思議ですね。

はじめに戻りますが、私は、ものを覚えるのにどんなやり方で覚えたんだろうか?