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テレビの楽しみ方

2008年06月18日 | コーチング
家でテレビのクイズ番組を観ている時のことです。

クイズの問題が出て、テレビの前で私が回答してたらテレビの出演者も私と同じ回答をしたんですね。
ところが、これが不正解だったんですよ。
そこで、息子が言ったんです。

「だから、いやなんだよ。
間違ったことを、得意そうに、正解みたいな言い方するもんじゃないよ」

そこで、ハッとしたんです。
クイズ番組の時には、正解を言わないでって、以前に言われていたんです。
ニヤニヤしてるのもダメなんだそうです。
息子は、自分が考えているときに、そばで当てずっぽうなことをペラペラ喋られるのが嫌だって言ってたんですね。

息子は「正確」と云うことを重要視するタイプなので、早押しクイズは苦手です。
じっくり考えて、テレビの司会者が正解を云った後で、
「俺も、そうだと思った」って云うんです。

これは、「ああ、やっぱり自分の考えた答が正解だったんだ」って事を、周りの人に解って貰いたいってことだそうです。

「それじゃあ、答を思いついたらその時に云えばいいじゃん」

「それが厭なんだよ。周りの人に迷惑になるじゃん」

「俺は、迷惑じゃないよ。お前がそういう風(クイズの答)に思ってるんだって、思うだけだよ。お父さんの考えの邪魔にはならないよ」

「だから、俺が厭なの。先に答を言われると、それが正解なのかと思っちゃうの。だから、自分がやられると厭だから人にもやらないようにしてるの」

成る程ね。
私はテレビのクイズ番組に自分も参加している様な気分で観る方が、楽しい観方だと思ってたんだけど・・・。
それは、息子にとっては楽しい観方ではなかった訳だ。

息子にとっての楽しい見方だと、私はストレスを感じてしまうな。

テレビ番組を黙って観ているっていうのも私にとっては辛いことなんですが、
タイプの違う人と観るときには気を付けなきゃいけないと、改めて思ったりしました。

それにしても、息子は随分変わりました。
以前は自分の考えを言わずに黙って自分の部屋へこもってしまったんですが、今では、厭なことの理由と私へのリクエストもするようになりました。

成長する息子に負けないように、しっかり勉強しなければ等と思う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。