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気づきと行動

2008年06月04日 | コーチング
昨日見た、サム・ウォルトン(世界一の小売業ウォルマートの創始者)のビデオの中で彼は、コーチングについて熱く語ってました。
まあ、サム・ウォルトンって人はいつも熱く語る人なんじゃないかなってビデオを見ながら思いましたね。

1990年頃のビデオだと思うんですが、その中でサムは(気易く呼んですいません)質問しなさい。聞きなさいって云ってました。
聞くことによって、相手の中にあるものを明らかにするってことだったと思います。

自分のやってきたこと、自社でやって良かったことを話して聞かせていました。
ビデオになっているから実際はもの凄い数の人達が、凄く良い話を聞けたんじゃないかと思うんです。

イズムを理解した人は多いんじゃないかと思います。

ただ、気になったのは、サムの話を聞いた人達が、全員サムの言った通りの事をやったのかってことです。

私もそうなんですが、良い話を聞くとそれを自分もやろうと思うんですけど・・・。
実際に行動するかどうかは別問題ってところに落ち着いちゃうんですよね。

コーチングは確かに聞いたり質問したりして、相手の気づきを促すんですね。
でもそれだけじゃ、相手は行動を起こすかどうか分かりませんよ。

ここから先がコーチングの大事なところなんですが、実際に行動を起こすにはどんなことが必要なのか、そのアイデアを考える必要があるんです。

そのアイデアを考える手助けをするのがコーチなんですね。


と、言うことで、例えばコーチはこんな質問で具体的な行動に必要なアイデアを引き出していきます。

素晴らしい講師・先生方の為になるお話しを聞いた後で、あなたは何をしますか?
あなたがやらなければならないことは何ですか?
やらないと決めたことは何ですか?
今日から始められることは何ですか?
あなたの目標は何ですか?
それをいつまでにやりますか?
それを遣るために必要な物は何ですか?
出来たときのご褒美を何にしますか?
他にハッキリさせておきたいことは何ですか?

質問されたときに明確な答が出なくても、何かの拍子に後から答が出て来たり、突然に頭の中でひらめきや気づきが起きることがあります。

今日のひとこと
現実を変えられるのは、行動を起こすことだ。(海老名誠)