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自責と他責

2008年06月09日 | 身辺雑記
地球環境、温暖化をテーマにしたテレビの討論番組だったと思うんですが、一般視聴者の中に一部ですがこんな意見を話す人が居ました。

「私達が少しばかりの節約をするよりも、工場や会社での節約とかを法律で規制した方が簡単にエネルギーの削減になる」

「今まで、楽で快適な生活をしてきたんで、今更CO2削減のためだからと云って、自分の生活を犠牲にしたくない」

「個人個人の節約なんて全体から見ればたかが知れているんで、やっても無駄です。日本全体とか世界とかで法律を作っていかないといけないと思う」

と、云うような意見だったと思います。

どれも、一理あると思うんですが、それぞれ気になったのは、自責を放棄しているように感じられたことです。

これが、自分も努力するが他でも出来ることが有るんじゃないのって、云う様な話だったら共感できたと思うんですよね。

それから、特に感じたのは、自分1人が行動しても他の人がやらないから世の中変わらない。と云うような意見が多かったことです。

これって、選挙の投票意識と似ているように思いませんか。
どうせ自分の一票で選挙の結果が変わる事なんて無い。なんてことを平然と言ってますからね。

他の人がやらないから自分もやらないって云うのは、自分の意志がないって思われても仕方が無いんじゃないでしょうかね。

自分が行動を起こせば、周りも行動を起こすかもしれないじゃないですか。

世の中や社会が悪い、会社がダメって言ってる人は、じゃあ、自分は社会や会社が良くなる為にどんな事をしてきたのか、振り返って考えてみて貰いたいんだよな。

「空き缶をそこへ捨てたのは、そこら辺りに空き缶がいっぱい捨ててあったからだよ」って、そんなの空き缶を捨てた言い訳にもならないでしょ。
捨ててあった空き缶のひとつも片付けたら、そこから世の中がひとつ良い方向へ動き出したことを自分の中で感じられると思うな。

「うちの会社はダメなんだよ」って、居酒屋で上司や同僚と愚痴を言ってもはじまらないでしょ。
言うんだったら、どこをどう変えたらどう良くなるかを論議する事が会社のため、自分の為にもなるんじゃないの。

現状の特殊法人・天下り役人削減や国会議員の定数削減を果たしてから、増税を口にして貰いたいと思ったり、自責他責について考える今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。