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がん化恐れある細胞だけを死滅 鹿児島大、iPS向け

2015年07月27日 | 再生医療
がん化恐れある細胞だけを死滅
鹿児島大、iPS向け
2015/7/27 3:30 日経朝刊

 鹿児島大学の小戝(こさい)健一郎教授らはiPS細胞をさまざまな細胞に変化させた際にできる、がん化の恐れのある細胞だけをウイルスで死滅させる手法を開発した。異常な細胞にあるが、正常な細胞ではほとんど働いてない遺伝子「サバイビン」に着目。この遺伝子に反応して増殖するウイルスを作った。
 iPS細胞は病気やケガで損なわれた臓器などの機能を回復させる再生医療への応用が期待されている。ただ、iPS細胞から目的の細胞に育たない未分化な細胞などががん化する可能性が指摘されている。
 研究チームは、ヒトの風邪の原因となるアデノウイルスを改変し、サバイビンを持つ細胞だけで増えるようにした。実験では、がん化する恐れのある細胞にウイルスが感染してから、約1週間で細胞が死滅することを確かめた。正常な細胞にもウイルスは感染したが増殖はせず、細胞は死滅しなかった。