魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

すっかり変わった京都市動物園

2019-12-06 | 旅・レジャー・アウトドア
12/5(木)はどうしても
京都市動物園に立ち寄ると決めていた。



それは、TVニュースで
京都市動物園にいるライオン「ナイル」が
死んでしまった後は
ライオンがいない動物園になると知ったから。



「ナイル」は25歳
人間でいうと100歳以上のお爺さん。

1日のほとんどを寝て過ごしているそうだ。
自然界でならとっくに死んでいるだろう。

食べ物はもらえるが、家族もなく
孤独に生きるのにも、慣れてしまった?

国内のライオン長寿記録を日々更新しながら
世界最長寿目指しているという。

2020年3月9日に「満26歳になるまでは」と
飼育員一同、頑張っている。

ライオンの飼育断念の理由は
近年、"動物福祉"という考え方が
国際的に広まっているから。

つまり、群れで生きる動物は群れで飼い
動物本来の動きができるよう
十分な広さを確保するべきだという考え。

そのため、日本の飼育環境の悪さが
欧米から批判を浴びている。

何十年も前から私も
檻の中に入れられ
十分に動けない動物園の動物達を
可哀そうだと感じていた。

南紀白浜アドベンチャーワールドに行って
少なくとも、これくらいの広さを
動物達に与えるべきだと感じた。

でも、京都市動物園のように
街中にある動物園では
猛獣をそんな環境で飼うのは不可能。

なので、この元気なアムールトラも
いつまでもここで飼うのは無理なのでは?



ここに来た最後は
長男が10歳の頃だった?
としたら、35年ぶりくらい?



すっかり変わっていて
動物の種類も数も減り、公園っぽくなっている。



でも、このちっちゃい観覧車がある ↑
乗り物エリアは残っている。

ゴリラ舎に行くと
4匹のゴリラが飼われていると書かれている。

お父さん(モモタロウ)の姿は見えず
もうすぐ8歳になるゲンタロウと
   ↓


お母さん(ゲンキ)が
もうすぐ1歳になるキンタロウに授乳しながら



お客さんの目の前まで撒かれている草を
食べにやって来たので、お客さんたちは大喜び。

インドゾウも5頭に増えている。

昔のように狭いところに
足を鎖につながれてなんかいない。



広々とした敷地をゆったりと歩いている
3頭のゾウと記念自撮り。



旧ゾウ舎のレリーフも展示されている。 ↑

ゴリラ舎もゾウ舎も広く
動物福祉の考え方に則って
自然に近い環境で群れで暮らしているので
見ていても気持ちがいい。

その分、キリン・熊・北極熊・アシカ
アメリカンバイソン・カモシカなどの姿は全くなし。

消滅寸前なのがニホンザル

以前はここに、数十匹のサルが
元気に遊び回っていたのに、



今は毛が抜けて元気のない数匹が
離れ離れになって、ジッーと座っているだけ。

ニホンザルとも飼育中止になるらしい。

疎水べりの休憩コーナーで
一人きりで休憩。

お腹がペコペコになったので
途中で買った
サンドイッチと野菜ジュースで昼食



すると、ハトが3羽、サンドイッチを狙って
近づいてくるではないか?!

おとなしい性格のハトのはずなのに、
カラスやユリカモメのようで、怖~っ。

1片ずつあげて、私も全部食べ終わると、
それ以上は接近しなくなりホッ

あ~、こんなことをするから
人間に食べ物をねだりに来るように
なってしまうんやな~と反省。

白川との合流点には、川鵜がたくさんいる。
      ↓


帰途につき、萬霊搭の前で手を合わせ



鳥を見に行くと、以前あった
大きなドーム状のケージはなくなっていて



傷つき野生では生きられなくなった野鳥達を
保護している野鳥舎があった。

以前はケージにたくさんのスズメなどが
餌を食べに来ていたが
インフルエンザ対策上
危険なのでやめたのだのだろう。

うーん、動物園を運営するのって難しいね~。



以前とはすっかり変わって
このような自然公園のような所が増えている。

子ども達がこのような環境の中を
走り回って遊ぶのもいいと思う。

街中にある京都市動物園は
動物も見られる憩いの場でいいと思う。

猛獣や大型動物を見たければ
出費はかさむが
アドベンチャーワールドなどに
行くしかないと思う。

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