魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

大阪新歌舞伎座-4- 大月みやこ・香西かおり・神野美伽・田川寿美

2014-04-11 | 観劇・ライブ・映画など
4/8(火)11:00~、生駒サロンで母子一組の施術後、
近鉄電車で、大阪上本町へ。



4月の新歌舞伎座での公演は、
大月みやこ・香西かおり・神野美伽・田川寿美の
四人の歌手による、劇と歌

第一部は「吉野まほろば物語」



2月・3月の劇と比較すると、面白味のない芝居。

主役級は全て歌手で、2月の浜木綿子さん・3月の松平健さんのような
プロの俳優さんではない。

それに、1月の中村美律子さんや、3月の川中美幸さんのように
俳優さん顔負けの演技力があるわけでもない。
劇のストリーも、何の面白味もない。

「こんなしょうもない劇やったら、もっと短くして、
歌の時間を長くしてくれたらええのに~、
出場者もその方がええんと違う?」と思ったのは、私だけ?

グランドフィナーレは歌



田川寿美さんから始まったが、
私はデビュー曲「女…ひとり旅」を聞いた時から苦手。

演歌の発声法で歌っているのに、高音に移りかけた途端に
声楽的発声法になるのが、たまらなく嫌いだっだ。

ところが、「女…ひとり旅」はデビュー当時の歌い方とは全く違って、
とても可愛く歌っていた。
最初からこの歌い方をしていればよかったのに…。

でも、他の2曲は、以前のような典型的ではないが、
声楽的発声法に変るのが、やはり気になった。

それと、上手く歌おうと必死に小細工しながら
歌っているように思えて、聴いているのが辛かった。

せっかく、きれいな声を持っているのだから、
早く自分の歌い方を見出して、自信を持ったらいいのに…。

彼女の歌をまんじりともせず聴き、
気になったヵ所を、指折り数えているなんて、
審査員をしているんと違うやろ? アホな私。

二番手は、神野美伽さん。私も夫も一番聴きたかった歌手。
声のハリといい、腹と腰にどっしりと力の入った迫力ある振りといい
これまでに聴いた歌手の中では、最も私の好み。素晴らしいと思った。

(ただし、高校卒業後これまでに生で聴いたことのあるのは、芹洋子・川島英五・おおたか静流
高石ともや・長淵剛・宮沢和史・布施明・小林幸子・中村美律子・中条きよし・川中美幸…?だけ)


ニューヨークのライブを成功させ、今回の大阪公演が終わった後
すぐに、ニューヨークのライブに飛ぶとのこと。
ニュヨーカーの心も掴んだなんて、さすがやね~。

もっと聴きたいと思ったが、3曲しか聞けず、残念。

三番手は、香西かおりさん。以前から私はあまり好きではない歌手だった。



決して美しい声とは思わないが、
自分の歌い方に自信を持って、動じることなく歌っている。

私は、1~2秒聞いただけで「あの歌手!」とわかる歌手が、
大歌手だと私は思っている。

「大歌手になってきたな~。すごいな~」と思った。

トリは、大月みやこさん。私より3歳年上の67歳。
若い頃はさほど思わなかったが、
歳を重ねるごとに歌が上手くなった歌手だと思う。

昨年の、第55回日本レコード大賞「最優秀歌唱賞」を
67歳で受賞したなんて、まさに、レジェンド(生ける伝説)!

その受賞曲「いのちの海峡」も、全て素晴らしかった。

それにしても、名の通った歌手四人も揃って、
芝居をし、それぞれが歌い、1カ月弱の大阪公演。

その時の気分で歌いたい歌を歌うのは気持ちいいし、楽しいが、
何カ月も前から決められた歌を、
決められた通りに歌わないといけないなんて…、
プロの歌手って、しんどい職業やな~。

これをしんどいと思うような人は
プロの歌手にはなれないってことや~。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿