魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

感動・感激の出島

2014-03-24 | 博物館・美術館・建築など
3/23の朝、乗ったタクシーの運転手さんに
「出島の見学はできますか?」かと尋ねたら
「10年ほど前に復原されたので、今はできる」と教えてもらった。

どうりで、高校生の修学旅行では行った記憶がない。
教会や洋館も見たいが、限られた時間の中で、第一優先は出島!

私は産業・物流・文化・学問の発展が見学できる
近代化遺産的な施設の見学が好き。

路面電車を降りると、すぐに出島の外壁(護岸壁)の南西端
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外壁に沿った道路があるところは、江戸時代は海だったはず。
なのに今はたくさんのビルが立ち並んでいる。信じられない。


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             しかし、足元と外壁の間の溝を覗くと水!
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そのまま外壁に沿って歩くと案内図。江戸時代の出島は今のより広いんや。
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南東端まで歩いた所に門があり、そこから入場。入場料は500円。
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現存する日本最古のプロテスタント神学校。売店や休息所になっている。
このあたりは交流ゾーン。旧長崎内外クラブ。喫茶室があるようだが入らず。
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北の護岸壁の外側は、元は海だったが、今はすっかり川になっている。
中島川と名付けられたこの川は、今も海水が流れているそうだ。
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元は、出島はこの川の真ん中くらいまであったんや~。
江戸時代の絵。南が上になっているのでわかりにくい。逆さまにした。
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出島の表門。元はこの前に対岸と出島を結ぶ橋があったが、今はない。
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         ここからは19世紀復原ゾーン
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   こちら側は主に居住空間       こちら側は主に倉庫
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緑色の建物が出島の代表的建物。オランダ商館長の住まい兼迎賓館「カピタン部屋」
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    これは放映されていたビデオの画面を撮影したもの。
   緑色の階段を上がると、美しい時計や家具が置いてある部屋。
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      美しい長椅子。ビデオにも写っていた。
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この長椅子はこの絵を基に、似た長椅子をオランダまで買いに行ったところ、
全くと言っていいほど同じ長椅子が売られていて、驚いたそうな。
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               食堂
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               宴会場
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          シャンデリアも、壁紙(唐紙)も美しい
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      パーティー様子を復原したミニチュア
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         サンルーム(?)、夕涼みをしたらしい
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               中庭
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                            ここが料理部屋
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出島乙名(おとな)=出島を管理する日本人の役人が働いていた詰所
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            中庭には大砲が飾ってある
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     立ち並ぶ倉庫。今は展示室として使われている。
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           船のミニチュアや、様々な品物や
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  解説が書かれたパネルがおびただしいほど並べられている。
1枚1枚丁寧に読んでいる人もあれば私のように、カメラに収めて帰る人もいる。



           外に出ると、門番姿のオジサン
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           これが西の出入り口(水門)
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          水門を外から見たところ
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何に感動し感激したかというと、江戸時代に、西洋の学問や文化を求めて、
世界とつながりたい人が集まった出島という場所に、
自分が立っているということでしょうね。

江戸時代、長崎に、出島に行きたいとの夢を抱きながら
夢がかなわなかった人が、どんなにたくさんいたことでしょう。

江戸時代と比べれば、今は勉強したいと思えば、はるかにしやすい時代。
自分の意のままに移動し、働ける私は幸せや。

そんな当たり前と思えることが、どんなに有難いことかを
改めて気づかせてくれた出島。

2016年にはさらに6棟が復元される予定。
今回見られなかったところも見たい。何とか時間を作ろう。

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