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日本語カバーで、あの名曲を振り返りませう。(22)

2021-12-26 11:15:14 | 懐かし洋楽&歌謡曲
名曲の日本語カバーと、
そのオリジナル曲との聴き比べをして、
どちらも、懐かしく振り返ろうという、
このコーナー、22曲目は、
洋楽のカバーヒットといえば、
この方は外すことができません。
こちらのヒット曲です。



長山洋子さんの「反逆のヒーロー」ですね。
1988年の1月リリースで、
オリコンでの最高位は、10位だったようです。

長山さんといえば、演歌歌手として、
すでに、ベテランの域に達しておられますが、
もともと、ご本人も、
演歌でデビューするつもりが、
所属事務所側の意向で、急きょ、
アイドル路線での活動に変更されたという、
そういう経緯だったようですが、
そんなアイドル時代の86年に、
Shocking Blueの70'sクラシック、
"Venus"をユーロビート風にカバーして、
世界中でヒットさせた、Bananaramaの
バージョンを、孫カバーして、
初のオリコンTop10入りを果たし、
以降、洋楽カバーを積極的に
リリースすることになったのですが、
この曲も、そんな中の1曲でしたね。

さらには、長山さん、
84年リリースのデビュー曲
「春はSA-RA SA-RA」も、
フィンランド出身の、Einiというシンガーの
"Kiitävän hetken hurma"という曲の
カバーだったようで、そのあたりからも、
こちらコーナーでは、
絶対にスルーできない方でありました。

そして、「反逆のヒーロー」の原曲は、
もちろん、こちらであります。



Johnny Hates Jazzの
"I Don't Want To Be A Hero"、邦題は、
まんま「反逆のヒーロー」でした。

リリースは翌88年となりました、
彼らのデビューアルバム
"Turn Back The Clock"から、
87年に、英米で大ヒットしました
"Shattered Dreams"に続く
シングルでしたね。

しかし、こちらは、UKチャートでは、
11位まで上がるヒットになったものの、
USチャートでは、31位止まりでした。

日本語カバーが作られるくらいだし、
むしろ、こちらのほうが、メロディーは、
キャッチーだった気がしたのですが、
アメリカでは、思ったほど、
チャートを上がらず、当時、
かなり意外でしたが、「反逆のヒーロー」、
原曲のほうの歌詞は、
ど直球の反戦ソングなんですよね。
そこらへんが、アメリカのラジオでは、
あまり好まれなかったのかもしれませんね。

ほとんど見た記憶が無かったのですが、
US版のミュージックビデオは、
こちらだそうです。↓



※次回は、天国へ行ってしまったアーティスト、
40人目です。