爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

中国製「毒ギョーザ」

2008-02-04 15:34:00 | あれこれ
COOPとJTが販売した中国製「冷凍ギョーザ」に、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」がどこで混入したか解明は困難を極めている。

私は、毒劇物の取り扱い資格を持っているが、殺虫剤「メタミドホス」は扱った記憶はない。

「買ってはいけない?」によると中国からの輸入で「にんじん」「乾燥白きくらげ」「そば」などで基準値を超えるメタミドホスが検出されている。

今回「中国産」ということだが、仮に、原料を輸入して、検査をすり抜けて日本国内で加工、冷凍して商品化され国産品として販売されていたらどうなるかと思うととても危険なことだ。


地元スーパの店長の話では、今では中国産の商品がなければ店の品揃えができないという。

それだけ多くの中国産の食料品が輸入されている。
しかも、加工食品は検査ナシで通関している。

10年も前になるが、現役時代に経済連、米穀卸・生協、卸売市場、大手量販店などに「米・野菜・花」の販売拡大に飛び回ってきた。その当時は、外国産は探さないと見つからないくらい少量だった。

COOPでの扱いは生協の理事さんや幹部職員に生産履歴を表示しながら農薬の使用状況も説明し厳しい審査を受けてようやく扱っていただいた。

そのころCOOPだから安心は一般社会の常識であったはずだ。


今回の報道でスーパーの陳列棚や冷凍食品が詰め込まれた家庭の冷蔵庫を見て、世の中が変わったことにビックリした。

冷凍食品は主婦の手間が省けて安くて便利でいという。

道内の学校給食にも「天洋」の加工食品を116校が使っている。

農業は家族ぐるみで生産に励み、国民の米離れで、コストがかかっても転作田で野菜も作って消費者の安全安心に報いるために頑張っている。

したがって米農家も酪農も畜産も採算があわなくて1年に何千戸も離農している。

日本政府の拙劣な農業行政で食糧品の70%を他国から輸入し、その多くを中国に依存している。


国防は、日米安保で守られているが、輸入食糧に頼っている、食の安全は無防備といわざるを得ない。

日本政府は中国からの輸入に対し繰り返し違反しても、再発防止策を要請している程度で禁輸措置をとることはない。

レストラン、ファストフード、宅配ピザなども表示義務がないだけとても危険だ。


われわれ消費者は「いのち」にかかわる食糧を見直し自給率を高めていかなければならないことをこの事件で痛感した。

1日も早く「冷凍ギョーザ」の農薬混入が解明されることを願いたい。




※ 中国製有毒食品の実態(大紀元より)

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 http://jp.epochtimes.com/jp/2008/01/html/d64248.html

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http://jp.epochtimes.com/jp/2008/02/html/d99475.html

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http://jp.epochtimes.com/jp/2008/02/html/d82229.html












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