爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

きらら賛歌

2010-10-06 19:29:00 | あれこれ
北海道のおコメが「おいしい」といわれるようになった。

道産米がおいしくなった歴史は たゆまぬ品種改良への挑戦の成果である。
その魁となり全国的なブームを巻き起こした「きらら397」の碑が拓大北海道短期大学(深川市)の前庭にある


photo by おじたりあん from OCNフォトフレンド


       きらら賛歌

          鏑 木  瑳磨 太 
     

大雪の源流を発する流れは
やがて神居古潭の急湍となりて岩をかむ
一たび空知の平野に出づれば
ゆたかなる石狩川は
千里の沃野を潤す

されど近来 北国の 農水鉱のいとなみは頓に生色なく憂えに堪えざらしむるものあり
しかも猛然たる吹雪に視界なく
歩一歩の人の足を止めしむる暗き日もあるなり

されど春来たりなば 陽光山野にあふれ
ライラック ラベンダーの彩りも鮮やかに
鳥は歌ひ 蝶も舞うなり
空知の天地広潤なるところ 深川の町並みあり
開基100年迎えんとして 光に満つ


かって桂太郎は この山河に
その雄々しき志を託せり
今また吾らも貴き熱き祈りをこの天地に捧ぐ
深川は日本の世界への発信基地たるべし
深川に秘めたる光あり
大自然の忠澤と人の叡知と相結びて
その潜在力を発揮せん


きららはその結実の魁か
高く輝ける 大雪の白雪は
これの地に清冽なる光の粒子となりて顕視したるなり
きららをほめ 讃えん哉
コメント
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