爺のつぶやき

石狩川のほとりに住む田舎の爺です。見たり聞いたり、その日の出来事などをつづっています。

あの日から一年

2012-03-11 15:59:03 | あれこれ
あさ6時少し前に布団からはい出す。
外気温は氷点下10℃と3月でもまだまだ寒い。


あの震災から1年目を迎えた。
テレビのスイッチを押すと南三陸町の人々が海岸で手をつなぎながら「ふるさと」を海に向かって歌っている。
胸が痛む。


あの日のテレビで見た津波が防波堤や防潮堤を乗り越えて公共施設も加工場も住宅もクルマも皆巻き込み田畑まで襲った映像がいまだ脳裏から離れない。
この世にこんなことが起きるのか、恐怖に震えた一年前の地獄の光景がよみがえる。
この震災で3月10日現在、死者1万5854人、行方不明者3155人 避難・転居者34万3935人と新聞に載っている。



それにしても今朝からのテレビ映像を見ると、三陸のマチの復興が進んでいない。
ガレキの山はあちこちに集められてはいるが、マチの復興は手付かずである。
仮設住宅で過ごす被災者は不自由な暮らしを強いられていることであろう。
住民も商店主も加工業者もいっこうに進まない復興に感情を抑えてテレビのインタビュに応じている様子が見える。


政府は補正予算、復興交付金含めてたしか18兆円を計上している。
復興予算は地方が使い勝手がいいようにと平野大臣が国会で答弁していたが、
申請には膨大な資料と自冶体職員も不足して、土地の利用計画も進まないと首長は嘆いている。
省庁の縦割り行政もネックとおもわれる。


あの日から一年、国は地震・津波・原発対応には、ことごとく国民の信頼を失っている。
与党も野党も震災復興は待ったなしである。
国は全力で取り組んで欲しい。
コメント (2)
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