一緒にご飯を食べる喜び
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あっという間に年月が過ぎていく。かみさんと一緒になったのは1961年だから今年で61年目になる。
朝起きて鏡で自分を見るたびに老いを知らされるが、爺、婆、これから先、何とか楽しい人生を過ごしたいと思っている。
年を重ねて思うことは、若く元気な時にはあまり気づかなかったが、このところ気づかされることが多くなった。
現役時代は出張で家を留守にすることが多かったが、定年後家にいることになって、かみさんと一緒にご飯を食べている。
毎日食事用意でかみさんは煩わしく思っているだろうが、自分にとってはご飯を一緒に食べることは心も満たしてくれる。
おひとりさまは、どのようにして食事をしているのだろうか、きっとさびしいだろうなと勝手に想像している。
ご飯は人と一緒に食べてこそ、身も心も温まり、人生を楽しく過ごせるような気がする。