素敵な日本語を大切に
最近新聞を読んでいると難解なカタカナ語が気になります。「A1」(対話型人工頭脳)、「ビジターシート」(全席指定)、「ホスピスケア」、「トリガー」、「オンデマンド」、「アーカイブ」、「アクティビティ」朝刊の1頁にこんなにあります。
そんな中で耳障りなのが「キッズ」(子ども)、「リスナー」(視聴者)、「アンカー」(アナウンサー)、何で子どもという言葉があるのにわざわざ「キッズ」なんでしょう。
ラジオに頻繁に出てくるアナウンサーを「アンカー」といったり、視聴者を「リスナー」なんて呼ぶより、視聴者と呼ぶほうがよっぽどわかりやすいと思うんですがね。
先日も雨が降って「まぁ通り雨だからすぐ止むさ」というと「なにそれ」といわれました。「夕立」「にわか雨」「驟雨」「春雨」「氷雨」「時雨」「天気雨」「五月雨」「子糠雨」「涙雨」「戻り雨」雨の降り方にもこんな素敵な言葉があります。
これは日本人が誇れる細やかな表現です。難解なカタカナ語を使わずに素敵な日本語をもっと大切にしてほしいと思います。