この間の雪は、ほとんど消えていましたが、畑や日陰にまだ残っています。
久しぶりに、自転車で遠くのスーパーまで行ってきました。
そこで、食事をしていたら、スクリーンで映画「ヒア アフター」の宣伝をしていました。
臨死体験した女性・霊能者・双子の兄を失くした男の子が出てきます。
内容は、どうも聖書観からは離れているようですが、「人間は死んだらどうなるの?」と映像の中で質問していました。
スティーブン・スピルバーグとクリント・イーストウッドが手を組んだ作品です。
イーストウッドは「死後の世界があるかは誰にもわからない。ただ、人は与えられた人生を精一杯生きるべきだと信じている」と言っていますが、死後の世界はあるのです。
人は死んだら終わりではありません。
人は、死後、自分の生きてきた人生の裁きを受けなければなりません。
そして、永遠に霊は、生きるのですが、その生きる場所が天国か地獄かの違いがあります。
人は、行いでは、天国に行けません。
イエス・キリストを信じる信仰によるのです。
昭和天皇の奥さんであった良子(ながこ)皇太后の伝記を読んでいます。
それまでの天皇家の子供たちは、皇太子や結婚がきまっている女性以外は、子供の頃から仏門に入れられるか里子に出されるのです。
たぶん、後継者争いから皇太子を守るためだと思います。
女性の多くは、臣下に嫁ぐのを防ぐために、仏門に入れられました。
里子に出された女性も、結婚のあいさつの時に、やっと親である天皇に会えるのです。
また、天皇が神格化された時代、皇室では、肉親の情を抑えるために親子が同居することは許されませんでした。
そのため、昭和天皇も生まれるとすぐに里子に出されたのです。
そうやって親元から、離れたところで、帝王学を学ばされます。
宮家出身の良子(ながこ)皇太后も子供の頃、兄弟みんな一人ひとりに乳母が付いていて親とは接触しないで住んでいました。
その、良子さんが昭和天皇と結婚した時は、側室制度も無くなっていました。
そして、子供たちは親の住んでいる所から、歩いて15分くらいに所に、小学校に入る時に入れられます。
これは、会おうと思えば会えるのですが、皇太子(今上天皇)は、3歳で、東宮仮御所に移され、ほとんど会うことが許されませんでした。
親である、天皇皇后は、子供たちと一緒に暮らしたいと思われましたが、周りの反対でそれができませんでした。
今上天皇が皇太子の頃、学校でクラスメートたちが家族のけんかの話などをしていた時、寂しそうだったので、みんなが皇太子に聞かせないようにしていたのを聞き耳を立てていたそうです。
何しろ、3歳で、親元を離れて大人に囲まれて帝王学を学ばされるわけですから、本当に寂しかったと思います。
外遊された時、天皇皇后は、見送りにも行けずTVで、報道を見ていたそうです。
皇太子が正田美智子さんと結婚するとき、「家族を持つまでは、絶対死んではいけないと思った。」と言われたのは有名な話で、現在は、親子一緒に暮らせるようになりました。
皇太子がなぜ、あの発言をされたのかと言うことが、この本を読んで良く分かりました。
ところで、この民間人である正田美智子さんとの結婚は、大反対勢力がありました。
その中心が、旧佐賀藩主・鍋島侯爵の娘の松平信子さんです。
学習院出身者の集まりである常盤会会長で、夫は元宮内大臣、娘は秩父宮妃、姉は梨本宮妃、その娘は朝鮮李王朝の李鍵(りけん)公妃というすごい名門の出身の方です。
なんでこの本を読んでいるかと言うと、次回作に出てくる皇族関係の家系図のためです。
皇室・公家・徳川家・旧藩主がいろいろ出て来ますが、多くが姻戚関係に当たるからです。
この作品は、どこまで広がるのか見当もつかず、いろいろ調べているわけです。