記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

天神の歴史パネル〜因幡町通り地下通路の工事壁面展示

2024年08月16日 11時17分52秒 | 福博まちの記憶

2024年6月10日、因幡町通り地下通路のワンビル(ワンフクオカビル、旧福岡ビル街区)側工事壁面を活用しての「天神歴史年表・戦前編」公開(社会実験)がひっそりと始まってます♫

猛暑の夏、福岡市役所方面に用事がある方は地下通路を通って見かけて、ご存じの方もいると思います。地下鉄天神駅の改札(東側)を出てすぐ、天神ビジネスセンタービル・イナチカとの間の通路沿い入口付近です。

今回、私はこの歴史年表の執筆・監修及び写真・図版の提供を行いました。2018年の西日本鉄道110周年史「第1部天神発展史」などを執筆させていただいたご縁を経てのお手伝いです。

2019年3月末の福岡ビル閉館の際、この「天神発展史」全ページに加えて、福岡ビルの歴史やテナント変遷を紹介するパネル展示(歴代テナントに協力いただき作成)を行いましたが、その時の反響は大きく、新しいビルにも天神の歴史を辿ることができるコーナーが必要ではないかという議論がずっと続きましたので、社会実験の形でもとりあえず公開できていることが嬉しいです。

2019年の福ビル閉館時、この展示を再編成して情報を加えて記念フォトブック「福ビルと天神の60年〜さよなら福岡ビル・再開発記念フォトグラフ」も作成頒布しました。この冊子、密かに増刷を繰り返していて、今はイベント時などで販売。現在、常設で店頭販売していただいているのは、旧福ビル1階にあった「文具とうじ」さんだけです。

余談ですが、2024年のゴールデンウィークには、きらめき通り地下通路・三越入口「文具とうじ」さんでフォトブック等のフェアも開催いただいて好評でしたので、ご存じの方もいるかも。

本題に戻って、実は因幡町通り地下通路壁面の天神の歴史年表は、2024年現在に至るまでの天神の歴史変遷をディケード毎に辿るもので、今回はビル完成前に「社会実験」として、一部(戦前編)を公開したものです。先日まで、本展示についてのアンケートも実施していました。

現在の「天神歴史年表・戦前編」展示は、ワンビル(ワン・フクオカ・ビルディング=ONE FUKUOKA BLDG.=旧福岡ビル街区:福岡ビル・天神コア・天神ビブレ)の竣工までと伺っているので、2024年末でしょうか。すでに外観の全体像も姿を表し、年末の竣工及び2025年春の開業が楽しみです。(外観写真は2024年8月15日、筆者撮影)

外観以外は6月10日の公開初日に撮影、さっそく展示に気づいて見入る方の姿もありました。天神へお出かけの際は、ぜひ一度ご覧ください。

そういえば、「文具とうじ」さんで今春開催したフォトブックのフェアが好評だったとのことで、もしリクエストや機会があれば、改めて頒布や展示を行いたいなと思案中です。(上の写真は、今年春の様子)

本当なら、ワンビル(新福ビル)にとうじさんが戻ってくれるのが一番ですが、昨今の物価や地価の上昇に加えて、確実に天神エリア最高値となる賃料では、書店や文具店のような薄利で成り立つ店舗の入居は困難でしょうね。他店との関係もあるので特別待遇もできないでしょうし、個人的には、福岡ビル時代のテナントがひとつでも多く入居できることを願います。

あと、天神の歴史パネルといえば、実は2024年7月1日〜15日に開催された博多祇園山笠の期間中にソラリアプラザの飾り山笠の表題に合わせて「肥前堀と天神発展」をテーマにしたパネル製作(3枚)も密かに担当しました(笑)。ここ数年ブログは更新頻度が遅くて、日記代わりにFacebookには投稿していたのですが、とりあえず健忘録で記します。

 

・にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)

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