10月17日(土)に開催された第21回「博多灯明ウォッチング」、当日は午後いちから灯明の準備から設置、点火、そして作業を含めた記録写真係を務めました。
今では秋の観光イベントのような扱いですが、もともとは人口減少で博多小学校に統合される前の博多部4地区(御供所・冷泉・奈良屋・大浜)の地域交流を目的に始まったもの。お役所や地域の企業団体が絡んで観光イベントに仕立てたものです。
冷泉の灯明は地域の方々の連携であっと云う間に準備進行。今年は櫛田神社拝殿にあるアッカンベーの「風神」様の木彫がモチーフでした。
KBCアサデスが準備段階から密着取材。博多発の「紙袋灯明」の仕組みを地域の皆さんと創り上げ、毎年の冷泉や御供所の灯明地上絵のデザインも手がける尾形さんの視点で10月19日(月)の番組で紹介されました。
尾形さん達は博多で創った手軽な紙袋灯明のシステムを全国に広める活動を続け、東京オリンピックの招活動やお台場でのイベント、全国に広がる慰霊祭等で行われている同様の灯明イベントの伝道師的な立場。
紙袋業者やロウソク業者さん達と連携し、灯明用のロウソクや色とりどりの紙袋も彼らの努力で誕生しました。古来からの博多の色である紫色の紙袋は業者さんで作っていなかったのですが、東京オリンピックでの灯明がきっかけで紫色の紙袋も誕生したんだそうです。
写真は10月17日(土)博多灯明ウォッチングの4地区(御供所・冷泉・奈良屋・大浜)地上絵から。昨年私が撮影した4地区の灯明地上絵の写真は、2016年度「博多カレンダー」の10月ページに掲載いただきました。
ちなみに10月22日(木)23日(金)の櫛田神社「博多おくんち」千灯明は、風神様と対となる「雷神」様です。例年、博多カレンダーはおくんちに合わせて櫛田神社で一般発売されるのですが、今年は印刷が遅れて10月末の完成だとか。