今日4月13日の絵葉書研究会(勉強&交換会)で入手したNo.1資料は「渡辺一統紙屋分家便覧」。明治30年代後半、「渡辺通り」渡辺與八郎の紙与本店を中心とした紙屋一統(グループ)の一覧大判ポスターです。一族の結束を物語り、異業種で協力し合っていた事が判る商都博多の一級資料。呉服だけでなく各業種の卸業に進出していた証拠ですね。與八郎さんの構想には、日本で最初の百貨店「三越」が開店するこの時期、すでに百貨店的な発想があったのかもしれません。
この日は、過去みた中で最高にキレイで状態のいい「福岡城東取入口(通称、桝形門)」写真も出品され、お城写真の研究では第一人者の後藤さんが無事に落札。企画中のご自身の書籍に掲載したいとの事です。ちなみに、東取入口(通称、桝形門)は、現在の那珂川・西中島橋の西端、赤煉瓦文化館前にありました。