記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

カメラ散歩、昭和の面影ある比恵橋界隈

2013年05月07日 21時43分17秒 | 福博まちの記憶

夕刻のカメラ散歩、山王公園向かいの上牟田川の水門は公園側から御笠川岸まで降りての撮影。上牟田川を上ると福岡空港国際線へ続きます。そして自宅マンションの見える出発点の比恵橋へ戻って約2時間の散歩。川沿いの細い歩道、もともとは自動車道でしたが1997年から2003年にかけての河川拡幅工事でご覧の中途半端な細さに。山王公園沿いの桜並木も、川岸側は拡幅されて片側だけになりました。

比恵橋は2003年に現在の橋となり、今年で10周年。比恵の名は山王公園にある日吉神社にちなむもので、双方とも比叡山から来ていると思われます。明治中期までこの橋より下流には堅粕橋や西門橋、石堂橋などしか無かったそうです。昭和期、この橋の両側には商店街が広がり、銭湯もありました。10年前までは市場や書店、菓子店などがあり、界隈には屋台も出て賑わってました。御笠川の拡幅工事で川沿いの商店や居酒屋が全て立ち退いたのが衰退の一因かもしれません。

個人的には橋を挟んで「夕日町三丁目」のようなイメージがある下町。今も橋の袂に交番があり、公園もあって、朝や夕方は通勤通学の人々の往来で活気があるのは橋の両側です。

 


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