旭桜会福岡総会と灯明ウォッチング

　旭桜会（築上中部高校同窓会）福岡総会、第15回博多灯明ウォッチングが
開催された17日、自分にとって相当ショックなニュースに唖然としている。
ソフトバンクホークスのCS敗退は仕方ないにしても、加藤和彦さん死去のニ
ュースは残念でならない。フォークルに始まり、サディスティック・ミカ・
バンド、ソロ、北山修とのデュオ、そして坂崎幸之助とのユニット「和幸」。

　どれも私が常にヘヴィー・ローテーションで聴いている名盤ばかり。プロ
デュース作品も含めれば、さらに膨大な数の作品がある。その偉大かつバラ
エティに富んだ才能が終えるには、まだ早すぎだと思う。悩んだり疲れたり
した時、受験勉強、ドライブ中、一番聴いていたのが加藤和彦さんの創り出
したキラ星のような作品たちだった。

　昼間行われた旭桜会、そして灯明ウォッチングの記録撮影を挟んでの二次
会への参加。同級生、同窓生との楽しい気分は、加藤さん死去のニュースを
聴いて一気に萎んでしまった。我ながらショックの大きさに驚いている。ま
さに「悲しくてやりきれない」気分になってしまった。数年前、坂崎幸之助
を加えて「まさか！」のフォークル再結成、そして木村カエラを迎えてのサ
ディスティック・ミカ・バンドの復活。この２枚に「和幸」を加えた３作品
は、疲れた時、何か音楽を聴きたい時に真っ先に聴くCDだ。


　今日の旭桜会は、同窓生・田中さんの店「中洲鷹勝」で行われた。CSを闘
うホークスの動向も気になりつつ、ここではいくつか嬉しい出逢いがあった。
その最大のものは、過去最高齢の参加者だという野見山シズ子さんとの出逢
い。御年97歳！昭和４年に前身の女学校を卒業した方、私の祖母の後輩にな
るそうだ。

　その野見山さん、私が持参した大正～昭和初期の学校や豊前市界隈の絵葉
書を見せて、憶えていることを伺おうとしたところ、黒土村の出身で、しか
もあの昭和初期を代表し豊前の誇る詩人・作詞家の島田芳文さんの実妹さん
であった。島田芳文は、藤山一郎「丘を越えて」の作詞、そして母校・築上
中部高校校歌の作詞者でもある。

　会の最後に校歌を皆で唄うのだが、私は野見山さんが校歌の作詞者の妹さ
んであることを皆さんに伝えるのを忘れてしまい後悔。野見山さんを中心に
唄い、ある意味で最高のシーンだったかもしれない。

　さらに、私が持参した絵葉書の中の「木曜荘」２枚の絵葉書は、島田さん
の生家だという。写真に映っている女性を観て「私の母です」と言われて絶
句してしまった（笑）。名刺をいただき、近々お宅へお伺いする約束をさせ
ていただき感激しきり！その記憶の確かさと、ご高齢を忘れさせるお元気さ
に驚くばかりである。

　二次会はひとつ上の先輩（今期の当番）たちに誘っていただき、冷泉町の
「うま馬」へ。私は途中、灯明の撮影で抜けてカレンダー委員の腕章をつけ
て奈良屋地区、大浜地区を撮影で巡り、あとから合流した。当番期の苦労や
工夫などを先輩から聴き、さらに励ましや期待の言葉をいただき感謝。

　来賓で県議の後藤元秀さん（前県議長）も来られていた。最初の選挙出陣
の際に前々職の私がポスターや広報ツールの担当をさせていただいたご縁。
私が挨拶するとすぐに思い出してくれ、当時いろいろと県政への熱い思いを
教えてくれた時のことも思い出した。修猶館でラグビー部だった後藤さんの
アイデアで、ポスターをラグビーのユニフォーム姿で撮影したことなど、私
よりも詳細に憶えておられて感激。もう20年も前だと聴き、自分の年を再認
識（笑）。

今日の写真は、第15回博多灯明ウォッチング　大浜の地上絵。


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