記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

撮影日和とラーメン雑談

2007年06月02日 23時17分27秒 | 博多湾
 明日3日まで東京・印刷博物館で開催中の「美人のつくりかた~石
版から始まる広告ポスター」展を観に行きたかったが、結局行けずに
終わった。そのため、図録だけでもと今日は同館へ電話して図録を送
ってもらうことにした。

 同展は、大正期の美人画ポスターの印刷物や原画などを月桂冠はじ
め企業等から借り受けての本格的な展示である。大正モダンの象徴で
もあった美人ポスターの歴史以上に、私は石版印刷の技術力を詳しく
知りたかった次第だ。

 九州はいよいよ梅雨空となってきて、今日も明日もすっきりしない
天気である。5月31日は福岡はとにかく良い天気であった。先日、
福岡公演があったキャラメルボックスの加藤氏が、福岡はとにかく空
が青い印象があると言っていたが、この日はまさに「まつさを」な空
だった。とくに夕景のすばらしさをみて、この日に景観撮影に出掛け
なかったことを悔やんだ。こんなにキレイな爽やかな夕景は、福岡で
も滅多に無い。

 今日は久々に家族が揃い、お昼に福岡市南区大橋にあるラーメン屋
「博多らあめん てん」に行った。本当は漢字なのだが、当て字のた
め平仮名で記す。ここは博多のラーメン好きなら良く知られる店であ
るが、やはりオリジナルの「焼きラーメン」が絶品である。屋台「小
金ちゃん」等の焼きラーメンと違い、ラーメン自体は焼かれてなくて
具の調理に工夫があってスープも旨い。

 我が家では「てん」は博多でも一番馴染みのラーメン屋である。こ
こに行く時は、家族みんなで行く(笑)。あとで一人で行ったことが
知れると、特に妻が怒るのだ。一風堂、住吉亭、秀ちゃん、名島亭、
とん吉など好きなラーメン店はたくさんあるが、ここは特別なのだ。

 以前は自宅からすぐ、昔は「比恵第一」バス亭があった場所に屋台
「やすらぎ」が夜になると出て、いつもお世話になった。屋台組合の
会長さんのお店で、たけしの「TVタックル」だったか、TVにも何
度か紹介されたことがあったが、数年前に店先を提供していた三菱自
動車が閉店し屋台も出なくなった。今はローソンが出店し、オーナー
は私と同じマンション住まいである。

 やすらぎのラーメンも美味しかった。店主や奥さんと話をしながら
食べるラーメンは特に旨い。今では福岡市内でも屋台を出せる場所は
限られてしまい、博多駅東の筑紫通り側の屋台は消滅した。現在の住
居に転居した理由のひとつが、歩いてすぐの場所に美味しい屋台やお
店があることがあったが、今はその面影も薄れる。

 それでも自宅界隈には看板を出さない有名焼き鳥「豊竹」などがあ
って、平日はサラリーマン、土日は付近の家族連れで賑わう。豊竹も
TV「愛の貧乏大作戦」で焼き鳥修行を受け入れた店である。ここの
豚バラ、モツ煮込み等は絶品!厨房続きで隣には海鮮処「竹乃屋」が
あって、魚の旨い博多の海の幸も存分に味わえる。

 ラーメンといえば、博多ラーメンの老舗「うま馬」と「博多荘」は
忘れてはならない。いずれも昭和21年、22年頃に開業した元祖で
ある。今、博多ラーメンと言っているのは元々地元では「長浜ラーメ
ン」と呼ばれる極細麺のとんこつラーメン。うま馬の麺など食べると
その違いが良くわかる。

今日の写真は、もう1軒のお気に入り「ラーメントキハ」前で3年前
に撮影。九州一の繁華街「天神」の名の由来である水鏡天満宮の隣の
横町にある。昭和初期までは「天神町(てんじんのちょう)」、戦後
は「天神町(てんじんちょう)」となり、今はただの「天神」である。

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