記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

冒険者たち

2010年07月02日 02時48分30秒 | Weblog
 子供の頃から、とにかく冒険モノの本やアニメ、番組が好きだった。ドリトル先生のシリーズは小学生時代のバイブルだったし、未来少年コナンは放送が始まって原作小説「残された人々」を入手した。

 当然「ハックルベリーフィンの冒険」「トム・ソーヤの冒険」は愛読書だし、人形劇は「紅孔雀」にとにかくハマった。「ニルスの不思議な旅」などNHKのアニメシリーズは冒険モノばかりで、しかも親がウルサく言わないテーマなので堂々と観た。たぶん、男の子の大半が昭和の時代はそうだったのかもしれない。

 冒険モノに欠かせない「旅」という要素が強い物語も当然好き。「母をたずねて三千里」も放送が始まるとすぐに「原作:クオレ物語より」のテロップを見つけて本を母に強請って買ってもらった。名作モノ、童話モノ、偉人伝などはすぐに買ってもらえたが、マンガ類はずっと買ってもらえなかった。

 斎藤惇夫『冒険者たち』は言わずと知れたアニメ「ガンバの冒険」の原作。わが家のネコ(ロシアンブルー)は精悍な顔立ちに無表情で、色が白ならまさにノロイ(笑)。昭和のTV番組だとすぐに話題に出る「水曜スペシャル・川口浩探検隊」も冒険モノといえるのかな?

 冒険に欠かせない要素はいくつかあるが、その中で特に「謎解き」が大好きだった。小学校で図書委員になってからは、毎日のように江戸川乱歩を読みあさり、中学になってからはラジオドラマの影響もあって推理小説ばかり読んでいた時期がある。

 シートン動物記などの動物が主役級の物語も大好きだった気がする。「野生の王国」は毎週欠かさず見ていたし、後年大人になって「わくわく動物ランド」が始まった時も欠かさず見た。

 冒険モノの変形版?として「竜馬がゆく」や「三国志」などの歴史小説を愛読していた気もする。三国志は柴田錬三郎や陳舜臣、立間祥介訳「三国志演義(人形劇三国志の原作)」など、様々な解釈モノを読んだ。漢文の原文にもチャレンジし、それ故か高校時代も世界史や漢文の成績は良かった。

 大人になってからは椎名誠を筆頭に、大人な冒険者たちの小説やエッセイばかり読んでいた。三谷幸喜がずっと「三銃士」の脚本を手がけたかったのも判る気がする。日曜朝のNHK 連続人形活劇「新・三銃士」も楽しい。

 そう、男の子の主人公は、常に「冒険」していないとダメなのだろうな、と近頃思う。

 歴史と旅と冒険と推理、これが私の原点であり、探究心と活動の源だ。誰も手をつけていないと聞くと、解明しよう!と仕事そっちのけで自主的に取り組んでしまう。ほとんど病気だ(笑)。

今日の写真は、苅田港から三菱の工場群を望む。

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