昔の住宅地図は情報や記憶の宝庫です。
古巣ゼンリンの商標である「住宅地図」、新刊が出るたびに基本的に旧刊は予約頒布で引き取って再生紙に回してきたため、古いものほど現存部数は多くありません。
1989(平成元)年の福岡市7区版それぞれ所有しているのですが、これが結構役に立ちます。
画像は中央区版の住宅地図巻末に掲載されている別表、柳橋連合市場や西鉄名店街、味のタウン他のいわゆる商業テナントが掲載されていて当時の懐かしいお店の名前をみつけて楽しみます。
当然ながら平成元年ということは、地行浜やシーサイドももち地区などは「よかトピア」会期後の更地状態を見越して白地図です(笑)。
地図というのは完成し人々の目に触れた瞬間、基本的に「過去の情報」になっています。人それぞれの記憶にあるお店の名をみつけただけで会話や思い出話が弾み、嬉しくなりますね。住宅地図、実は普通の市街図以上に聞き取りや説明時の必需品です。