記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

ブラタモリ「福岡と鉄道編」に不採用だった福岡市内線の遺構たち

2015年12月06日 20時12分22秒 | 福博まちの記憶

旧福岡市内線の通称「貝塚線(宮地岳線千鳥橋ー貝塚間)跡」を早朝ぶらり散歩。

筥崎宮参道の駐車場入口が、軌道と箱崎浜電停があった場所。北側の現在社務所がある付近には西日本初の福岡プラネタリウムが昭和34年に開業、南側には西日本初の室内スキー場が昭和33年12月に開業し、現在イオンがある参道西側にあった福岡水族館(昭和32年開業)とともに、タモリさんが子供時代、この界隈は一大レジャーパークでした。

筥崎宮参道より西側は、現在は3分の2が緑道(公園)として活用されています。

筥崎宮から西のルート、実はブラタモリ「福岡と鉄道」編のアイデア出し段階で、担当ディレクターさんと一緒に歩いた場所ですが、地味なこともあり最終的には採用ならず(笑)。上は旧浜松町電停付近。

数カ所に分断されて続く緑道内には、計15カ所ほどに西鉄マーク支柱が残ります。その大半は旧電停があった付近。

千鳥橋病院そばの「千代北緑地」には福岡市内線の軌道敷石も残ります(敷石は併用軌道部分で使用されたもの)。

緑地化の際に多くの遺構は破壊されましたが、緑道をデザインされた方が意識的に遺したと思われる遺構ばかり。軌道敷石は市内各所で再利用されており、博多部では旧町名の解説板としても活用されています。

廃止後、所有者が変わって整地されても支柱が遺る場所も複数確認。

電停があった場所は平行する国道3号線にバス停が残ります。写真は馬出3丁目電停があった付近、国道3号線の馬出3丁目バス停があります。

千鳥橋駅構内跡は西鉄バスの駐車場でしたが、現在はダイワハウスが再開発中。

周囲に遺る西鉄マーク支柱10個余も近々撤去されそうです。

ブラタモリ「#18 福岡と鉄道」編の再々放送決定!(九州沖縄地方のみ)12/12(土)10:05~


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