記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

18日は「美しき九州の旅」展・初三郎をめぐる浪漫について講演会

2008年10月17日 10時25分37秒 | 吉田初三郎
『美しき九州の旅~「大正広重」初三郎がえがくモダン紀行』展が始まって
1週間。展示のPRも少しずつ進める。講演会やギャラリートークの案内の
ページを作成。サイトから申込み参加の方には、特製「名所図絵しおり」を
プレゼントする。いくつか作成したグッズや図録も希望があれば発送可能。
図録は会場で順調に売れているようだ。PR、ニュースや記事掲載はこれか
らなので売り切れ必至!

講演会・ギャラリートーク・ガイドツアー(現地集合)のご案内
展覧会案内サイト

資料提供や取材でご協力いただいた方に順次、ご案内資料を発送する。これ
も数が半端でないので結構大変だ。その間に他の仕事や18日の講演のスラ
イドデータの準備を進める。初三郎と彼の研究に関することを話し始めると
1日でも2日でもしゃべってしまうので(笑)、約1時間に要点をまとめる
のもひと苦労である。それだけ地道に出向いて調べたネタや資料が溜まった
ということで、改めて資料をまとめていて見落としていた事実などを再確認
する。

図録を見た方々の反応は上々だ。価格が1200円というのは少々安すぎる
のではないだろうか。これだけの編纂をして、実は私のもらう編纂費は数万
円なのだから(笑)。普通なら編纂費(執筆料等除く)で120万くらいか
かる。大半が印刷製本代なのだ。さて、どこで努力費を回収すべきか。

15日、学会で来福された先生方と朝いちでお茶をする。学会サイトの構成
運営、関連するブログやサイトの打合せも行う。昼、二代目初三郎・吉田朝
太郎ご子息より電話をいただく。11月に入って展覧会へ足を運んでいただ
けるとのこと。夜、初三郎の高弟・前田虹映の長男・稀さんより電話をいた
だく。11月に来福してくれるとのこと。

16日、FBSのディレクターと「記憶探偵」シリーズの打合せ。初三郎展
のPRもお願いする。24日放送分でワイド枠で総集編(過去のリクエスト
が多いネタ)を放送するそうだ。さて新しいネタだしも楽しい作業である。
福岡・長浜の老舗ラーメン店「長浜屋」の自伝本を持っているのだが、この
本は発売中止になったものだそうだ。なぜ私が持っているのかは謎である。

この日、初三郎の高弟・中村治郎のご子息より電話をいただく。図録や案内
を送付していたので、律儀にお礼の連絡をいただき、治郎氏の九州・山口で
の活動を情報交換。夜、石黒三郎氏より電話。図録を見ての感想をいただく。

初三郎の資料を改めて見直し、九州作品の代表ながら今回の展示に原図の借
り受けが実現しなかった「金山」6点のうちの2点と、他の4点について、
全6点の作品名が判明。福岡県星野村にあった「星野金山」と鹿児島大口市
にあった「高峯金山」の2図は、鯛生金山地底博物館に収蔵。円熟期の素晴
らしい図なので、公開機会をなんとか創りたい。

今日の写真は、初三郎経営の観光社が発行していた「旅と名所」表紙絵。
大正後期から旅行業界向けに業界紙を発行。「観光」という言葉もまだ一般
に知られていない時代である。初三郎がえがく美人のファンも多い。

美しき九州の旅展覧会案内サイト
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