記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

『美しき九州の旅~「大正広重」初三郎がえがくモダン紀行』展開幕!

2008年10月11日 21時47分08秒 | 吉田初三郎
連日の展示搬入突貫作業を経て、11日無事に吉田初三郎展の初日を迎えた。
開幕セレモニーにはご子息、ご孫子の方々にお越しいただき、ご遺族代表・T氏
のスピーチの後、華々しくテープカット。まるで図ったかのように?この日に見
学に訪れた同名の下関市立吉田小学校の児童も加わり賑やかな開幕となった。

前日からマスコミの取材を受ける。新聞記事やニュース報道はこの後なので、
本格的なPR活動前であるが、それでも初日に500人以上入ったようでひと
安心である。この日に合わせて北九州でイベントを行う日本国際地図学会の方々
をご案内。マイタウンマップコンクール会場でお会いした斎藤氏らに再開できた。
この日は各務原からA氏も来館。初三郎「ビューティフルジャパン」ポスターを
展示に貸していただいた方である。初三郎ご遺族にも紹介する。

その後、午前中はマスコミの取材は館の学芸員・H氏に任せ、ご遺族と一般客
への解説に終始。12時を過ぎて館の隣にあるイオンモールへご遺族とともに
昼食へ向かう。自然食等のバイキングで和やかに歓談。皆さんから初三郎に関
する想い出や貴重な証言をいただく。

ご遺族を見送った後、館へ戻り午後も4時まで来館者の質問に応える。来館者
の反応は気になる。特に展示解説の見せ方に関して注意深く観覧者を観察する。
やはり一点ずつの細かい解説文を読む方は5人に1人程度、館の要望で展示ごと
のキャッチコピーは小さくなったが、これははっきり目立たせるべきと再認識。
課題点をアタマの中で整理する。

帰りの電車は館の副館長と偶然同じ電車となり、初三郎について色々と話す。
宣伝ポスターはA2判が既に底をついたとの事。B3判、B全判(JR用)は
現在印刷中なので、ムダなく効率的な宣伝を模索する。福岡でのPRが弱いと
の事なので、ギンギラ「天神開拓史」公演で配布されるパンフ等にチラシを入
れ込んでもらう。さらに文化人の集うブラジレイロにもポスター等お願いする。

これまでの展覧会では初三郎は主として絵師として紹介されてきたが、今回の
展示では「ニッポン初のマルチ・クリエーター」的な紹介を行う。九州の多数
の観光名所の掘り起こし、PR指南、画だけでなく新聞・雑誌・時にはラジオ
等に出演するなど、マルチな才能を発揮した初三郎の思考を可能な限り解説、
展示構成にもその辺りを注力している。

肝心なことだが、展示が前後期で入れ替えされる事を来館者へきちんと告知を
せねばならない。その辺りの説明が不十分と認識し、対策を考える。

12日は冷泉地区恒例・大運動会である。

今日の写真は、『美しき九州の旅~「大正広重」初三郎がえがくモダン紀行』
展の開幕セレモニー、テープカットの光景。館長を挟んでご遺族が集う。

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