地方の印刷会社が地域の文化を担い継承し伝える。前向きで理想的な印刷会社が金沢市の能登印刷さんです。過去幾度か資料等でお手伝いしましたが、今回はなんと吉田初三郎没後60年と北陸新幹線開業記念のまるごと鳥瞰図(パノラマ地図)ガイド本を製作!本日見本が届きました!!以下は能登印刷さんの公式ページ掲載画像。
タイトルは「北陸新幹線沿線パノラマ地図帖~鳥瞰図でめぐる昭和の東京~北陸」(8月刊行予定)。初三郎研究の第一人者・藤本一美さんや私も企画に協力、資料提供等でお手伝いさせていただきました。
今回、執筆は北陸エリアの各ミュージアムの学芸員さんが担当し、広域連携もしっかり出来た内容です。当然、北陸の肉筆画なども多数収録。初三郎ファンならずも近代史や近代建築がお好きな方、ブラタモリ的散策にも最高の濃いガイド本になっています。
拙著「美しき九州~「大正広重」吉田初三郎の世界(海鳥社・2009年刊)」はいのちのたび博物館での企画展用に編纂した図録をもとに加筆再編集したものでしたが、この手のテーマがしっかりした共同執筆の初三郎ガイド本をぜひ創りたいと思っています。
まずは近代建築や近代化遺産をテーマにした初三郎ガイド本、創りたい!執筆も含めて、初三郎資料なら掘り起こした肉筆画や製作時の情報、未発表逸話含めて豊富に溜めてます(笑)
以前から製作準備だけは整っている「初三郎ちずぶらり・九州編」、アプリ開発元のATRさんにも5年前に伺い製作許可を得て、実は入力作業などが難しくなかなか進行していませんが、今年中になんとか形にしたい…。