記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

懐かしの福岡・博多の風景を語る。

2009年09月22日 15時57分09秒 | 博多部
 22日、KBCラジオ「ブギウギラジオ」出演でスタジオへ。シルバーウィークも残り
2日、朝から福岡市内は車が多くギリギリの到着となった。高速道なども渋滞してい
るので遠出を避けている方も多いのだろう。直前の打ち合わせの結果、当初は約10分
出演の予定が30分以上居座ることになった(笑)。

KBCラジオ「ブギウギラジオ」

 コミュニティFMをのぞけば出演の最長時間である。テーマ「私の知っている懐か
しい風景」に合わせてしゃべるも、後半は聴取者メールやファックスに合わせての
小ネタ(雑学)披露のようになってしまい少々反省した。それでも放送終了後に事
務所に戻ると、次々に電話が掛かってきて応対で時間が経過。中でも博多生まれだ
という72歳のご夫人は、電話で20分以上早口で話されて圧倒されっぱなし(笑)。

 オフトーク、高橋さんが興味を持ったのは、写真などの資料をネタにどこで情報
を仕入れたり交流したりするのか、というところだろうか。「記憶探偵キノレオ」
の話となり、5月に放送の「ナショナルの巨大ネオン広告塔」に出演された弟子丸
さんと後藤さんが知り合いで、話題になったそうだ。スタジオ裏の雰囲気はいつ来
ても好きだ。天神FM、FM MiMiなどの番組づくりを手伝っていた頃も懐かしい。

 スタジオ入りの際、参考にといくつか絵葉書のアルバムを持参。初代門司駅(今
の門司港駅の前身)や直方駅(現駅舎ながらもうすぐ取り壊し)などの写真を用意
して会話に繋げた。創造するメディアであるラジオ、今から思えばラジオっ子であ
った私の創造(想像)・アイデアの原点なのだなと改めて実感。想像力は残念なが
らテレビでは培えないと思っている。表現力は身に付くだろうけど。

 前日21日、FBSの逢坂氏と次回キノレオの仕込み会議。といっても私の事務所で
雑談しながらのゆるいもの(笑)。企業の年史や人物史、伝記、郷土史、写真集等
はひと通り揃えているため、物語やネタを広げるにはもってこいの環境だと思う。
テーマが絞られているので、同じ「福岡の人物史」でも様々な本を意識して集めて
いる。それに加えて「博多余情」「博多春秋」「博多のうわさ」「シティ情報ふく
おか」など歴代の情報誌記事も参考にするので、意外なネタに行き着くことも多い。
気がつくとあっという間に4時間が経っていた。
 
 夜、会話とお酒を楽しもうと綱場町の「やき鳥もと幸」に行くも、連休中で休み。
冷泉公園などの屋台は観光客でいっぱいで、ちょっと足を延ばして春吉の「春吉お
でん」に行った。言わずと知れた?「がばい」島田洋七さんがオーナーのお店だ。
夏場も含めて、年中おいしいおでんと日本酒が楽しめる。夏場はさすがに足が遠の
くが、今からの季節にはたまらないお店である。開店から2年、今は日曜日が定休
との事。
天神経済新聞「春吉おでん」

 帰宅後、久々に以前放送した「記憶探偵キノレオ&モリレオ」DVDを観る。よく
まあこれだけネタが続いているものだ、と改めて実感。しかし、観ながらある事に
気づき今から98年前、明治44年秋の福博の出来事を抜き出してみる。川上音二郎の
博多での凱旋エピソードの時期と福博の人物相関図を書き出してみて、興味深い事
実に気づく。こうなると妙に興奮してしまい寝付けない訳だ(笑)。

今日の写真は、福岡市天神・橋口町交差点付近。昭和31年頃の光景。
正面に見えるのは「正金ビル=戦前は松屋デパート」のち建て替えられて
「松屋レディース」となる。

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2 コメント

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福岡あれこれ (蜃気楼)
2010-02-25 14:52:01
福岡が好きで 博多が大好きなオッチャンです^^
良かったら、一度寄ってみて下さい
返信する
Unknown (Tokyo Chikushi)
2014-03-11 18:19:55
この交差点、昔は、
「渡辺通りと50メーター道路の交差点」とか
「50メーター道路の天神ビルの角の交差点」とか
呼ばれていたのに、
信号機の下に地名の札をつけて、交差点の名称をはっきりさせる、という手法によって、すっかり
「天神橋口」という交差点名が定着したようですね。

でも、これを「てんじんばしぐち」と呼ぶ人がいるのは困りものですね。
きちんと「てんじんはしぐち」、できれば「てんじん」「はしぐち」と区切って呼んでもらいたいものです。
テレビやラジオでも平気で「てんじんばしぐち」と言っているものがあります。

これをみると、交差点名を定めるのも善し悪しのような気がします。
返信する

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