昭和の雰囲気が残る吉塚商店街の旧若桜湯(2006年閉業)、昨2017年暮れにカンボジア家庭料理の「シェムリアップ」さんが入居して、銭湯時代によく通ったので中がどうなったのか気になっていました。
3月3日、ひな祭りの夜に家族揃って念願の「シェムリアップ」さんで夕食。独特の雰囲気と美味しい料理を堪能しましたが、中はホントに銭湯時代の雰囲気そのままでホッとしました。
上の写真は現在の番台(玄関)。下の写真は2004年当時の若桜湯時代の番台です。このゴッチャリ感から、映画「サマータイムマシンブルース」を観た時すぐに若桜湯が思い浮かんだのを覚えています。この映画が好きで劇団ヨーロッパ企画のファンになり、映画のロケ地も巡りました。
富士山のタイル画が素晴らしかった浴室が厨房とは、考えましたね。下は2004年当時の男湯浴室の富士山、何度かトライしたものの湯気でキレイな写真は撮れてないのが残念です。
次の写真は室内です。銭湯営業時は女湯脱衣所なので、なんだか不思議な感覚(笑)。
当然ながらロッカー等の配置は微妙に変化しています。以下は旧男湯脱衣所にあったロッカー、今は女湯側入口に鎮座。
料理も安くてボリュームもあって美味しくいただきました。
もちろん、カンボジアの観光地や名所の写真が随所に飾られていて、つい写真に魅入ってしまいます。
個人的に25年前から撮影モチーフで定期的に撮影してきた吉塚商店街。市場・商店街としては寂しい状態ですが、吉塚駅東口から堅粕にかけてのエリアにはアジア系の居住者も多く、アジアン市場みたいな雰囲気も生まれつつありますね。
この雰囲気は簡単に創り出せるものではないので、屋台街的な再生もアリな気がします。
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