先々週から「家にある古い写真を寄贈したい」という申し出が続いています。拙著「ふくおか絵葉書浪慢」を出版して10年、過去50名以上から資料提供を受け、遺品写真の整理のお手伝いをさせてもらった方も数名。今日は某新聞社から出版社経由で私に連絡があり、博多の古い資料を譲り受ける事となりました。大正期の博多祇園山笠などの写真もあるとの事で楽しみです。
出版をして良かったなと思うのはこういう時ですね。貴重なお写真を預かってデジタル化&整理のお手伝いをさせていただく事も貴重な経験。量稽古を重ねることで、写真解読や活用アイデアへの気づきのスピードも確実に向上しています。これは基本的なことですが、寄贈いただいた方々やご遺族に対して、手紙や電話で連絡や報告を密にする事だけは心掛けています。
写真は今月で140年の歴史にピリオドをうつ福岡市立大名小学校の昭和10年の空撮。同じく102年の歴史を終える簀子小学校の戦前の絵葉書も多数ありますが、これは後日。