記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

福岡市で最初の本格的な野球場は何処?

2014年03月24日 22時41分33秒 | 福博まちの記憶

依頼を受けて「福岡市で最初の本格的な野球場は何処だろう」と調べていたら昭和11年の「博多築港大博覧会」会場図(現在の中央区長浜界隈)に野球場があった事に気づきました。大正初期には抜天グラウンド(現在のソラリアプラザから岩田屋本館・新館の一帯)で野球をした記録もあり、九水グラウンドもあったようですが専用球場ではありません。

当時、博多湾鉄道汽船(西鉄貝塚線・JR香椎線の前身)がすでに新香椎球場(現在の西鉄香椎駅東側)を開設していましたが、香椎が福岡市に編入されたのは戦後のことなので、当時の香椎は糟屋郡。さてどうしたものか…。

ちなみに西鉄クリッパース・西鉄ライオンズ最初の本拠地だった春日原球場は今から90年前の大正13年開業(昭和28年閉鎖、現在は住宅地化)。西鉄ライオンズ二軍練習場として、またジョー・ディマジオが昭和29年に練習指導した香椎球場は昭和22年の開場(現在はかしいかえん敷地)。

同じ理屈(当時の福岡市域)だと、福岡市初のゴルフ場(27コース)は現在の天神(ソラリアターミナルビルと警固公園の場所)にあった事になります。



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