つい先日、某ネットオークションに出品されていた絹本肉筆画(軸装)を無事に最低価格で落札し商品が届きました。
研究者や収集家は誰も気づかなかったようですが「大正広重」吉田初三郎の高弟・城下豊栄の「京都全景」肉筆画でした。本名・城下常一、愛知・犬山蘇江画室で初三郎の画業を支えた四天王のひとり。彼の作品で確認されている肉筆画は殆ど無いと思います(豊栄の独立後、彼を支えた京都・和多田印刷で1点肉筆画を見たことあり)。
経年の退色と痛み・軸崩れの破れで補修が必要ですが、初三郎モノを扱い慣れた古書店等なら10万円くらいで売りそうな作品(キレイなら数十万)。この絵が福岡の古書店から、格安CDより安い文庫本価格で出品されたのも驚き…。ラッキーでした。
・城下豊栄(ほうえい)の作品を伝える昨年のニュース記事。 http://www.47news.jp/・・・/2013/11/post-20131125081741.html